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第93回全国高校野球選手権大会 準決勝の見どころ

2011年08月19日 | 高校野球

第93回全国高校野球選手権大会

【準決勝の見どころ】


第1試合  作新学院(栃木) - 光星学院(青森)


光星有利も、作新の投手陣の出来が試合を決める。粘って後半勝負なら、勝機は十分。

光星学院が優位に試合を進めそうだ。
光星は準決勝で東洋大姫路に競り勝ち、どんな試合展開にも対応できる高いチーム力を示した。さらに日程的にも1日の休養がはさめたのは有利に働くとみられ、この試合でも光星学院の優位は動かない。さすがに東洋大姫路・原から大量点を奪うことはできなかったが、川上、田村、北条のクリーンアップの破壊力は大会屈指の破壊力を持ち、その得点力は高い。また、下位打者もひきつけて鋭い打球を飛ばせる力を秘めており、抜群の対応力を見せる。エース秋田は徳島商戦、東洋大姫路戦で本来の投球をし、安定感は抜群。速球が武器の川上も控えており、投打ともに死角が見当たらない。
対する作新学院は、準々決勝で最終回逆転勝利。乗っている攻守で、相手に対峙したいところ。今大会は、チャンスと見た時の全員の集中力の高さが際立つ。一気の攻めの迫力は光星にも劣らない。あとは準々決勝で不安を露呈した投手陣のつなぎだろう。エース大谷-抑え飯野につなぐ形ならば失点は計算できるが、前半で大谷が打ち込まれるようだと苦しい戦いになる。何とか粘りを見せて、中盤まで競り合いに持ち込みたいところだろう。
展開としては、前半で突き放せれば光星が圧倒的に有利。後半に勝負が持ち込まれるようだと、作新の粘り強さが出てくるはずだ。



第2試合  日大三(西東京) - 関西(岡山)


両エースのピッチングが焦点。関西は相手のほころびを突いていきたい。

まずは、関西は日大三の序盤の攻撃に何とか耐えなければならない。
今大会の日大三は、序盤から猛攻を仕掛けることが多く、都大会で見せた『じっくりボールを見極めて後半勝負』というチームカラーではない戦いが続いている。関西としては、序盤から日大三に押し込まれるようだと、ズルズルと後退して土俵を割ってしまう危険性が大なので、エース水原に前の試合で好投した堅田を組み合わせ、何とか序盤をリードないしは最少失点で抑えて試合を作っていきたいところ。打線は今大会好調なので、4番・渡辺の前にランナーを置いて回したいところだ。エース水原は準々決勝で4回2/3のみの登板で、しかも中1日空いているので、体力的には問題がないであろう。準々決勝で今夏初登板を飾った左のエース・堅田とともに、日大三の強力打線に的を絞らせない投球ができるか。智弁和歌山のエース・青木、習志野の在原のピッチングは、かなり参考になったのではないかと思われる。何しろ対三高には、緩急をつけることがすべてと言っても過言ではない。そして大胆に内角を攻めることができるか、だ。
対する優勝候補筆頭・日大三。ここまでの歩みは、多少ヨタついたところもあったものの、まずは盤石だ。特にエース吉永が試合ごとに調子を上げ、準々決勝ではしぶとい習志野打線を完封した。この準々決勝のピッチングはまさに『今大会屈指』と言ってもいいようなものであり、このピッチングができれば日大三が優勝する確率は限りなく高いと思われる。しかし、試合ごとにバラつきがあるのもまた、吉永というピッチャーの特徴でもある。いかに吉永に気持ちよくピッチングをさせることができるのか、これが日大三に課せられた最後の課題のような気がする。そのためには、二回戦から見せ続けている序盤の先制攻撃がカギを握る。準決勝では、水原投手は何となく日大三打戦が捉えそうな気がする。むしろ復活の兆しを見せる左腕堅田が先発に立った方が、三高としては嫌なのではないかという気がする。いずれにしても、準々決勝の最後の打席で主将・畔上にタイムリーが出たのはチームにとっていいニュースだ。
試合は関西の投手陣vs日大三打戦の勝負。3点~5点の勝負に持っていければ、関西に勝機は十分。日大三としては、どっしり構えてしっかりした野球をし、どんな展開になってもバタバタしないことだろう。


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