最多勝おめでとう！ 大（だい）大関 魁皇

昨日の大相撲初場所３日目。

大関・魁皇が、
ついに千代の富士の持つ通算幕内最多勝記録の８０７勝を抜き、
前人未到の通算８０８勝を記録しました。

おめでとう～！

素晴らしい大記録です。
これからは、
まさに誰も踏み入ったことのない、
前人未到の荒野をひとり行くことになります。

気は優しくて力持ち。

誰からも愛される大関、
それが魁皇ではないでしょうか。

大横綱といわれる人は数多いれど、
また名大関と呼ばれる人も数多いれど、
魁皇のような
【大大関（だいおおぜき）】
と呼びたくなるような人は、
彼一人かもしれません。

決して器用な力士ではなく、
期待されながら期待を裏切り続けてきたのも、
また魁皇という力士です。

しかしながら、
ハラハラさせながらも大声援を受ける、
こんな力士の系譜をたどる、
”愛されるお相撲さん”
ですね。

こんな力士は、
いつまでも心に残る力士だと思います。

貴ノ花（先代）、
高見山、
魁傑なんかが、
そんな力士なんじゃないかなあ、
と思っています。

圧倒的な強さよりも、
コロッと負けてしまうときの愛嬌。

これなんかが、
人気の秘密でもあります。

これからも、
出来る限り長く、
土俵を務めてもらいたい力士です。

この新記録を決めた相手、
長年共に大関を張ってきた、
千代大海でした。

今場所での引退が濃厚な千代大海に対して、
遠慮は無用とばかり投げ捨てた魁皇、
それこそが同志へのはなむけになったのではないかと思います。

いずれにしても、
大記録おめでとう！

いつまでも応援し続けます。