メジャーリーグのホームラン王、
ハンク・アーロン氏が22日、86歳で逝去されました。
仕方がないこととはいえ、
この齢になるとホント、
子供のころからのヒーローが次々にこの世を去っていき、
その都度寂しい思いを感じます。
ハンク・アーロンといえば、
メジャー、いや、大リーグのホームラン王です。
70年代のことですから、
実際にアーロンのメジャーでの試合を生で見たことはありませんでしたが、
その「まだ見ぬ・・・」という部分が子供の妄想を極限まで膨らませてくれて、
ワタシにとってアーロンの名前は、
「打てばホームランのホームラン王」
としてとても強く印象に残っています。
そのアーロン氏が来日したのが74年。
王さんと「日米ホームラン王によるホームラン競争」
というイベントを開催しました。
その時にワタシは初めて、
ハンク・アーロンの姿を見、
そしてその豪快なスイングを見たのです。
もちろん両選手ともに本気のコンディションでやったわけではない「アトラクション」でしたが、
当時のプロ野球ファンはみんな、
心を躍らせたものでした。
そしてハンク・アーロンという選手を見て、感じて、
みんなファンになっちゃったと思いますね。
「やっぱ、大リーグはスゲ~な~」って。
巨人の星のオズマみたいな「むくつけきホームラン王」というイメージから、
微笑みを絶やさないナイスガイと、
印象はすごく変わったということも思い出しました。
(オズマもいいやつなんですけどね。オズマがベトナム戦争に従軍して、そして亡くなるくだり、涙なくしては語れません。)
そんなハンク・アーロンが「俺たちの王貞治」
と微笑みながら談笑する姿は、
何か”大リーグ”を身近なものに感じさせてくれた瞬間だったと思います。
ワタシもプロ野球への興味がMAXだった時期なので、
そこから700号、714号、715号、755号、756号と続いていく王さんの「世界のホームラン王ロード」のことは、
忘れようったって、忘れられるものではないほどの鮮明な記憶ですね。
余談ですが。。。。。
そういえば昨日、当時から王さんがCMをやっていた「お菓子のホームラン王」ナボナの亀谷万年堂が、シャトレーゼの傘下に入るというニュースもやっていたなあ。。。。。時代も変わりますね。まあ、ワタシはシャトレーゼのファンでもあるので、シャトレーゼ店舗でナボナを買える日を、楽しみにしていますがね。
あのベーブ・ルースを抜き、
そしてあのハンク・アーロンを抜いたということに、
子供心ながら本当に誇らしさを感じたものです。
のちにボンズが、
ステロイドを使用しながらルース、そしてアーロンの記録を抜いた時には、
なんだかアーロンのことやら映画で見たルースのことやらが頭に浮かんで、
素直に祝福できないどころじゃなく、
白けた感覚と若干の怒りというものが、
ワタシの頭の中を支配していましたっけね。
「ああ、ホームランの記録も、薬で作る時代かあ。。。。。。」
そんなこと、思いましたっけ。
ここ数年、
ワタシはどうもMLBへの興味が薄らいできています。
なんだか昨今のデータを過度に偏重する「新たな野球」に、
少しついていけなくなっていたりするんです。
なので好感を持っていた日ハムがそれをまねたことをやりだす姿に、
ため息を禁じ得ないという思いを持っていたりするんです。
困ったもんです。
そんな中、
この前BSで久しぶりに「フィールド・オブ・ドリームス」を見ました。
野球に対する愛がいっぱいのこの作品を見て、
なんだか懐かしさの中にある「大リーグの野球」を思い出したりしていました。
(シューレス・ジョー・ジャクソンの時代のことではありませんが。)
そしてこのハンク・アーロンの死去。
何十年もその名前を口にしたこともない人なのに、
この悲しさは何だろう。。。。
合掌。
*あ~とりとめのない文章だこと。。。。反省。。
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