アルファロメオと小倉唯

第5次中東戦争

イランが、イスラエル軍のベイルート空爆によって、自らが支援するイスラム組織ヒズボラ幹部を殺害されたことへの報復として…

イスラエルに弾道ミサイル180発を打ち込みました。

多くは主に米海軍の水上艦艇が放った迎撃ミサイルで、撃ち落とされたとのことですが。

これは国際法に基づいた、正式の宣戦布告の上で行われた軍事行動でしたから、中東情勢はもはや武力衝突とか、紛争と呼ぶのではなく…

正式に「戦争」と呼ぶべき段階に入ったと言えるでしょう。

イスラエルとガザ地区のハマス、次いでイスラエルとベイルートのヒズボラとの対峙から、今後はイスラエル軍とイランの正規軍との戦闘に入ることになります。

ちなみにイスラエル、イランともに核兵器を持っている国です。

NATO各国がどのような動きをするかはまだ不透明ですけれど、既に米軍がイスラエルに加勢していますから、アメリカは既に介入していることになります。

第5次中東戦争は、残念ながらもう始まってしまったようです。

日本のマスコミがどのように報道するかに関わらず。

イスラエルと米国、レバノンとイランは既に渦中にありますが、今後これがどこまで拡大するのか。

2015年の安保法制で集団的自衛権が認められてしまった日本ですから…

米国が参加してしまった以上、もはや他人事では済まなくなります。

いずれ自衛隊も中東か、イランへ通ずるホルムズ海峡辺りに出動させられるのでしょう。

日本人の血が流れる事態にならないことを、もはや祈るしかない。

祈ったところで現実の効果なんてないとわかってはいても。

いや…既に4万人を超えるパレスチナ人が犠牲になっているのですから、今さら日本人の命だけ心配するのはどうかしていますね。

海外で何か悲劇があったときに「日本人の被害はありませんでした」と報道する、あのやり方と同じ。反省。

これからどんな風に転んでも、中東やイランからの石油の輸入に、支障が生じることは避けられないのですから、日本の経済と…

私たち一人一人の日常生活にマイナスの影響が出るのは、確かなことです。

これまたマスコミがどう扱うか分かりませんが。

なんだか理由も分からないうちに物が高くなるとか、物が不足するとかいうことになるの…かも。

ほんとにテレビと大手新聞は信用出来ない、報道機関ではなく、政府の広報宣伝機関に成り下がってしまいましたので。

もちろん、戦争についても一方的に、イランが悪者という扱い方の一辺倒になることでしょう。

元はといえばイスラエルのネタニヤフ政権が、ガザ地区での軍事行動(実際は一般市民の虐殺)を、国際社会が制止してもやめなかった…

そのことが原因なのは、すっかりどこかへ置き去りにした論調の報道しか、しなくなることでしょう。

もっと根本的なことを言えば、第二次世界大戦後にアメリカとイギリスが、もともとパレスチナ人が住んでいたあの土地に、ユダヤ人を強引に入植させて…

イスラエルという新しい国家を誕生させなければ、なんの火種も生まれなかったのに。

やがて日本人は皆、イスラエル=味方で正義の側、イランとアラブ諸国=敵で邪悪な勢力、という単純な見方に染まって、それが当たり前になるでしょう。

異を唱える者は、敵視される。

ほとんどの日本の大衆はますます馬鹿になって来ていますから。

そして、世界はどこまで壊れて行くのか。人間はどこまで堕落するのか。

楽しいことを今のうちにしておくのは賛成ですけれど、それがそう長くは続かない楽しみだということを覚悟はしておいた方がいいです。

ほんとに…息子が妻のお腹に宿った、2001年の年初の時点では、世界は良くなるものだと、私も思っていたのに。

もし今、まだ私が若かったら、子どもなんて絶対に作りませんよ。



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