☆ひぐらしのなく頃に 第1期 (2006年4月〜9月放送 全26話)
原作 竜騎士
監督 今千秋
シリーズ構成 川瀬敏文
キャラクターデザイン・総作画監督 - 坂井久太
美術監督 柴田千佳子
色彩設計 松本真司
撮影監督 森下成一(第25話を除く奇数話、第26話)、伏見真一(第26話を除く偶数話、第25話)
音楽 川井憲次
アニメーション制作 Studio DEEN
人気同人ゲーム原作のアニメ化作品。
昭和58年初夏、雛見沢という小さな村を舞台に次々と繰り広げられる惨劇を描いた衝撃作です。
第1期は鬼隠し編、綿流し編、祟殺し編、暇潰し編、目明し編、罪滅し編 の6編で構成され、ほぼ同じ登場人物でそれぞれ違った物語が展開されます。
実はこのパラレルワールドは古手神社に祀られている「オヤシロ様」の生まれ変わりと言われる少女梨花によって巻き戻されている世界です。
梨花は過去の連続怪死事件と連動して自らも命を落とす運命にあるため、
自らの死を防ぎ、事件の真相を解き明かすために、何度もリセットすることによって納得できる結末を導こうとしている_といったところでしょうか。
第1期ではこれが明確には明かされず、ゲームを知らない視聴者には戸惑う展開だったかもしれません。
登場人物はそれぞれ一見ごく普通の少年少女ですが、忌まわしい過去の出来事によって心の奥底に抱え持ってしまった怒りのようなものが、
何かをきっかけに一気に爆発してしまうと、驚きの豹変を見せつけます。
理由がよく呑み込めないうちに、物語は唐突に残虐な悲劇となって終了し、また次の編で新しい物語が展開されるのです。
この謎めいた驚愕のストーリーに思わずゾクゾクしてしまうのか、
真相を待たずして「ひぐらし沼」にはまる人が急増したようで、小学生にも人気があると知って驚きました。そういえば子供って怖いもの、残虐なもの、結構好きなんですよね。
(制作中は マニアックなオタク向けとばかり思ってましたが)
そのためか、子供たちへの悪い影響を憂慮されました。
舞台となった雛見沢村は、言わずと知れた世界遺産の白川郷がモデルとなっています。
前年にスタッフ陣で取材に行きましたが、
当時あった前原圭一の家とされた建物や学校の校舎はもう現存していないようです。
古手神社のモデルとなった白川八幡神社では「綿流し」ならず、どぶろく祭りが開催されるそうです。
そのどぶろく関連の製品や竹編みの籠など民芸品のお土産屋が並び、素朴でのどかな村という印象でした。
OPに使用された夕方の雛見沢村全景
古手神社のある展望台からの眺めです。
生徒数が少ないため、小中合同の学校です。
転校生前原圭一はここで、レナ、魅音、沙都子、梨花らと親しくなります。
学校の廊下
圭一の家外観
圭一の部屋
鬼隠し編では主人公圭一の妄想がおどろおどろしく変化して、悲劇に至ります。
レナと魅音が学校を休んだ圭一を心配しておはぎの差し入れを持ってやってきますが、甘くて美味しいおはぎまで恐ろしいアイテムとなってしまうとは!
最近、新型コロナの陽性患者がバスツアーで白川郷も回っていたと知って、
ウイルスが拡散していたら、リアル「オヤシロ様の祟り」となってしまう惨事になりかねないと思いちょっとゾクッとしてしまいました。
まだ感染者が出たという話は聞きませんが、村の皆様のご無事を願わずにおりません。
ひぐらしの聖地巡礼として訪れるファンも多いでしょうから尚更この村のことは気にかかります・・・・。
つづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます