KANON廃園

スタジオカノン21年間の記録

台風19号の爪痕

2019年10月16日 | 雑記
この度の大型台風で各地の河川が氾濫し、甚大な被害が発生いたしました。
命を落とされた方々のご冥福お祈りいたしますと共に、被災された多くの皆様にお見舞い申し上げます。

都心は一部を除いて思ったより被害が少なかったようですが、地方の災害は日を重ねるごとにあらわになり、痛ましい惨状です。
まだ行方不明の方もおり、救援物資が足りないところもたくさんあるようです。
 今後の雨や気温の低下などで、二次災害が懸念されます。
一夜にして美しい景色は失われ、町は土砂や災害ゴミで埋め尽くされています。
つくづく自然の猛威が何かの怒りのように荒ぶる状況に恐ろしさを感じました。
 
こちらは都心でのうのうと暮らしておりますが、近年は大型の災害が続き、いつどこで被災してもおかしくない状況です。
2年前の地震で私の故郷の町も被災し、多くの家屋が失われました。
もはや人ごとではない状況に避難準備はもとより、いざという時の命の覚悟も必要なのだと思いました。 
 
災害だけでなく、事故や殺人にしろ、やはり未来のある子どもや若者の命が失われる事態にはいつも心が痛みます。

そんな中で今回の災害状況の報道を見て、昔関わったアニメをふと思い出しました。 

★「大淀川危機一髪」1994年制作
 監督 大地丙太郎
アニメーション制作 マルチボックス

宮崎県大淀川の灌漑事業をPRするための短編映画で、台風で大淀川が氾濫し、人々の救出の様子などが描かれました。
VHSビデオが残っているのですが、再生機がなく、映像は確認できません。
背景は1枚も残っていないのに、なぜかセルがありました。






この作品だけでなく「デレーケさんの冒険」や「宮ヶ瀬ダムマン」のアニメの美術を担当しましたが、
なるほど日本は川が多く、各地で治水や灌漑事業関係のPRアニメが多くつくられていたことがわかりました。
これからは、より大きな災害に備えて行動できるような災害対応学習アニメが必要ですね。(既にありますかね)
献血PRの萌えキャラが問題になっているようですが、人気キャラに災害対応させるのもだめ?

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