【動画紹介】♬5月12日生まれの作曲家♬

☆本記事は、Youtubeチャンネル『本の林 honnohayashi』に投稿された動画を紹介するものです。
　ご興味を持たれた方は是非、動画の方もチェックしてみて下さいね！

　1755年5月12日に生まれたのは、ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ（1755-1824）です。
　貧しい鍛冶屋の息子のヴィオッティは早くから音楽の才能を現します。

　コレッリの伝統を引き継ぐプニャーニからヴァイオリンを教わり、20歳の時にトリノの宮廷楽団に所属します。
　1780年からプニャーニとともにジュネーヴ、ドレスデン、ベルリン、ワルシャワ、ペテルブルグの各地へ演奏旅行に出かけ、82年にパリのコンセール・スピリチュエルで自作のヴァイオリン協奏曲の独奏ヴァイオリンを務め、空前の成功を収めました。

　ヴィオッティとパガニーニの演奏を実際に聴き比べたバイヨー（ヴィオッティの弟子）は、ヴィオッティの方が優れていると評したと言われています。
　1784～86年、マリー・アントワネットの宮廷奏者として活動しますが、フランス革命が起こり情勢が混乱したため、パリを脱出しイギリスやドイツを転々と一時は音楽を離れ、ワイン事業に手を出したこともあったようです。

　ヴィオッティが公の場で活動できたのは2年足らずでしたが、演奏活動ができない間も新作のヴァイオリン協奏曲を作曲し続けたこと（全29曲）と、彼の技術を受け継いだ教え子たちがパリ音楽院の教授になったことで、ヴァイオリン近代奏法の父と呼ばれるようになりました。


♬5月12日生まれの作曲家♬



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