☆本記事は、Youtubeチャンネル『本の林 honnohayashi』に投稿された動画を紹介するものです。
ご興味を持たれた方は是非、動画の方もチェックしてみて下さいね!
●本日のコトノハ●
人間はばかげた小宇宙のくせに全体だと思いがちです。
『ファウスト 第一部』ゲーテ著/高橋健二訳(1960)より
『ファウスト 第一部』は1808年にドイツの文学者ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ(1749-1832)によって発表された戯曲です。
「ファウスト博士」という存在は、元々古くからヨーロッパで言い伝えられてきた伝説上の人物で、ゲーテは数々のそうした民間伝承からこの物語を構成していったと考えられています。
お話に登場する悪魔メフィストフェレスは、神との賭けに勝つためにあの手この手でファウストを悪事へと唆します。
なぜなら、悪事こそが人間にとっての快楽だとメフィストフェレスは考えているからです。
大抵の人間は善人であろうとします。それが「社会的に」正しいことだからです。
しかし、メフィストフェレスの目から見れば、それはただの「フリ」なのです。
「悪事には見向きもしない、自分は聖人君主です」という顔をしているだけ。心の中では悪いことをしたくてしょうがないクセに!
人間だって自分の衝動には抗えない一動物に過ぎないのだ。ということを、この言葉で言いたいのだと思います。
ちなみに、私の抗えない衝動は、寝る前に布団の中でスマホを見てしまうことです。(健康に良くないので止めようと思いつつ…)
ヒトコトリのコトノハ vol.3
=====
▼本の林の管理人ハヤシさんがお送りしています。
☆ツイッター https://twitter.com/honnohayashi
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人間はばかげた小宇宙のくせに全体だと思いがちです。
『ファウスト 第一部』ゲーテ著/高橋健二訳(1960)より
『ファウスト 第一部』は1808年にドイツの文学者ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ(1749-1832)によって発表された戯曲です。
「ファウスト博士」という存在は、元々古くからヨーロッパで言い伝えられてきた伝説上の人物で、ゲーテは数々のそうした民間伝承からこの物語を構成していったと考えられています。
お話に登場する悪魔メフィストフェレスは、神との賭けに勝つためにあの手この手でファウストを悪事へと唆します。
なぜなら、悪事こそが人間にとっての快楽だとメフィストフェレスは考えているからです。
大抵の人間は善人であろうとします。それが「社会的に」正しいことだからです。
しかし、メフィストフェレスの目から見れば、それはただの「フリ」なのです。
「悪事には見向きもしない、自分は聖人君主です」という顔をしているだけ。心の中では悪いことをしたくてしょうがないクセに!
人間だって自分の衝動には抗えない一動物に過ぎないのだ。ということを、この言葉で言いたいのだと思います。
ちなみに、私の抗えない衝動は、寝る前に布団の中でスマホを見てしまうことです。(健康に良くないので止めようと思いつつ…)
ヒトコトリのコトノハ vol.3
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