今回フルニエ壊疽性菌膜炎の処置オペの関係で人工肛門を設けた話。
傷口と肛門が近く傷口の汚染を極力避けるために人工肛門を造ったわけ。
今回の施術は横行結腸にストマーを設けた。
脇腹にがっつり穴をあけて横行結腸の一部を腹から出してそこから排便する仕組み。
人工肛門を設けるってのは大腸がんの人が多いらしいけど、私のように感染予防のために設けるってのも今時は普通なのかな。
前にフルニエやった時も肛門とは近かったはずだし、前回の方が症状は深刻で2日間意識不明だったことを思えば今回はそこまでじゃなかったし、だけど今回は人工肛門の施術。医療は進歩?してるのかな。
ストマーってのはラテン語で「乳頭状に突き出した口」って意味らしく要は大腸の一部を腹部分に露出させてそこから排泄するようにするわけだ。
排泄物を専用のパウチで受け止めて便が溜まるとパウチから取り出して捨てるって形になる。
最初はびっくりしたね。何がっていうより全部だね。
見ようと思えば逐一便が見える。とはいえ、肛門まで便が下りているわけではないので排便感があるわけじゃない。
普通はS状結腸から下に便が溜まると便意を催すんだけど、そこより上で排泄されるので便意がない。
食べた分が順次送られてきてはパウチにたまる感じ。
慣れてくると大体タイミングが分かるようになる。寝ている間でも排泄は起こるけど基本的には体が起きている時間の方が腸も活発に動くようで排泄は多かった。
何事も経験。恒久的にストマー設けている人の辛さを垣間見ることになった。
私の場合パウチは2日から3日に1回交換。パウチを頻繁に替えると清潔なのはいいが、パウチは肌に粘着型のゴムが直接張り付くので皮膚の痛みが激しい。ストマーパウダーとか肌をケアするものもあるけれど基本的には肌をケアしてやらないと粘着率が落ちて便漏れを起こしやすくなる。
かといって交換頻度を下げると臭い漏れが気になる。交換1日目は臭いがすることはまずないけど2日目の後半になってくると臭いが気になる。勿論排泄物をパウチに溜めてなければそれほどではないけど付けている本人は臭いに敏感になっているのでかなり気になる。交換日が待ち遠しくなる。
人工肛門を設けると身体障碍手帳の申請ができるのでパウチの代金とかは請求できるようになるけど私は入院中のみだったのでそのあたりの詳しいことは理解していない。それでも生きていく上でのコストは上がるので結構大変だ。
栄養は小腸で吸収して大腸には排泄物が溜まるのだけど、日によっては軟便だったりしてなかなか大変でした。というか普通の排泄のような固い便を殆ど見たことがなかった。ベッド上の生活してると運動することがないので水分の吸収率が違うのかもしれないね。
たまに固い便になるとそれがストマーにふたをする感じになって逆に便漏れを起こしたこともあった。
慣れてくるとストマーからパウチに上手に溜められるようになってきたりするのも一つの経験になった。普段便を手に取るなんてことはしないけど、慣れると袋越しとはいえ自分の便を触ることに抵抗を感じなくなるってのもこれまた経験だね。
多目的トイレなんかに入ると色んな排泄機器が設置してあるけどストマー設けている人にとっては大事な場所なので、そういう場所でエッチなことしてんじゃないよって思います。
傷口の感染は抑えられてストマー閉鎖の手術をした。露出していた部分の横行結腸はカットして繋ぎなおす。ストマー部分は便による汚染があるので体から切り離して廃棄。菌膜を縫ってその上の皮膚部分は解放状態のまま肉が盛るのを待つっていう感じの施術。傷口を縫ってしまうと汚染で中に膿が溜まることがあるそうでそうなると余計に問題が出るそうです。
感染予防目的で今回ストマーを設けたけど横行結腸だってそんなに余裕があるわけじゃないので何度も設けられるものじゃない。ストマーの部分はカットして横行結腸を繋ぎなおしているわけでその分大腸は短くなっている。もう1回ぐらいはストマー作れるだろうけどそれが戻せるほど腸が残っていればいいんだけどね。そうやって考えてくとどんどん体に余裕がなくなってるわけだね。
癌の家系ではないので大腸がんのリスクはそれほど考えなくていいし、今回の施術にあたって検査してるけど良好なのでまたストマーを設けることは考えなくてよいかな。
人工肛門ってのは辛い。色々と。コスト、臭い、手間、腹に袋付けるので服装も考えなくちゃならないし、漏れた時のケアも考えないといけない。私の場合入院中だけだったので看護師のケアもあったので負担はそれほどではなかったし、閉鎖できると分かっていたので精神的なストレスもなかった。
恒久的なものだったらここに書くのも躊躇っただろうしそんな負担まで背負って生きていきたくないなんて思う人も少なからずいるかもって思った。
3大性欲にかかわる部分だからね。食うこと、寝ること、出すことの部分。そこに障害が起きると人は辛いね。
ストマー持ちの皆さん頑張ってくださいね。
傷口と肛門が近く傷口の汚染を極力避けるために人工肛門を造ったわけ。
今回の施術は横行結腸にストマーを設けた。
脇腹にがっつり穴をあけて横行結腸の一部を腹から出してそこから排便する仕組み。
人工肛門を設けるってのは大腸がんの人が多いらしいけど、私のように感染予防のために設けるってのも今時は普通なのかな。
前にフルニエやった時も肛門とは近かったはずだし、前回の方が症状は深刻で2日間意識不明だったことを思えば今回はそこまでじゃなかったし、だけど今回は人工肛門の施術。医療は進歩?してるのかな。
ストマーってのはラテン語で「乳頭状に突き出した口」って意味らしく要は大腸の一部を腹部分に露出させてそこから排泄するようにするわけだ。
排泄物を専用のパウチで受け止めて便が溜まるとパウチから取り出して捨てるって形になる。
最初はびっくりしたね。何がっていうより全部だね。
見ようと思えば逐一便が見える。とはいえ、肛門まで便が下りているわけではないので排便感があるわけじゃない。
普通はS状結腸から下に便が溜まると便意を催すんだけど、そこより上で排泄されるので便意がない。
食べた分が順次送られてきてはパウチにたまる感じ。
慣れてくると大体タイミングが分かるようになる。寝ている間でも排泄は起こるけど基本的には体が起きている時間の方が腸も活発に動くようで排泄は多かった。
何事も経験。恒久的にストマー設けている人の辛さを垣間見ることになった。
私の場合パウチは2日から3日に1回交換。パウチを頻繁に替えると清潔なのはいいが、パウチは肌に粘着型のゴムが直接張り付くので皮膚の痛みが激しい。ストマーパウダーとか肌をケアするものもあるけれど基本的には肌をケアしてやらないと粘着率が落ちて便漏れを起こしやすくなる。
かといって交換頻度を下げると臭い漏れが気になる。交換1日目は臭いがすることはまずないけど2日目の後半になってくると臭いが気になる。勿論排泄物をパウチに溜めてなければそれほどではないけど付けている本人は臭いに敏感になっているのでかなり気になる。交換日が待ち遠しくなる。
人工肛門を設けると身体障碍手帳の申請ができるのでパウチの代金とかは請求できるようになるけど私は入院中のみだったのでそのあたりの詳しいことは理解していない。それでも生きていく上でのコストは上がるので結構大変だ。
栄養は小腸で吸収して大腸には排泄物が溜まるのだけど、日によっては軟便だったりしてなかなか大変でした。というか普通の排泄のような固い便を殆ど見たことがなかった。ベッド上の生活してると運動することがないので水分の吸収率が違うのかもしれないね。
たまに固い便になるとそれがストマーにふたをする感じになって逆に便漏れを起こしたこともあった。
慣れてくるとストマーからパウチに上手に溜められるようになってきたりするのも一つの経験になった。普段便を手に取るなんてことはしないけど、慣れると袋越しとはいえ自分の便を触ることに抵抗を感じなくなるってのもこれまた経験だね。
多目的トイレなんかに入ると色んな排泄機器が設置してあるけどストマー設けている人にとっては大事な場所なので、そういう場所でエッチなことしてんじゃないよって思います。
傷口の感染は抑えられてストマー閉鎖の手術をした。露出していた部分の横行結腸はカットして繋ぎなおす。ストマー部分は便による汚染があるので体から切り離して廃棄。菌膜を縫ってその上の皮膚部分は解放状態のまま肉が盛るのを待つっていう感じの施術。傷口を縫ってしまうと汚染で中に膿が溜まることがあるそうでそうなると余計に問題が出るそうです。
感染予防目的で今回ストマーを設けたけど横行結腸だってそんなに余裕があるわけじゃないので何度も設けられるものじゃない。ストマーの部分はカットして横行結腸を繋ぎなおしているわけでその分大腸は短くなっている。もう1回ぐらいはストマー作れるだろうけどそれが戻せるほど腸が残っていればいいんだけどね。そうやって考えてくとどんどん体に余裕がなくなってるわけだね。
癌の家系ではないので大腸がんのリスクはそれほど考えなくていいし、今回の施術にあたって検査してるけど良好なのでまたストマーを設けることは考えなくてよいかな。
人工肛門ってのは辛い。色々と。コスト、臭い、手間、腹に袋付けるので服装も考えなくちゃならないし、漏れた時のケアも考えないといけない。私の場合入院中だけだったので看護師のケアもあったので負担はそれほどではなかったし、閉鎖できると分かっていたので精神的なストレスもなかった。
恒久的なものだったらここに書くのも躊躇っただろうしそんな負担まで背負って生きていきたくないなんて思う人も少なからずいるかもって思った。
3大性欲にかかわる部分だからね。食うこと、寝ること、出すことの部分。そこに障害が起きると人は辛いね。
ストマー持ちの皆さん頑張ってくださいね。