アンズスタイル ブログ

なつかしくてやさしい時を旅するものたち。

取扱い商品の紹介や希少な品の記録。

レトロカメラ

2014年07月09日 | カメラ・写真・風景
PENTAX MZ-7

Canon EOS-55

デジタルカメラにはデジタルカメラの良さがあります。
実際に、ショップ商品写真などはデジタルカメラで
撮影しています。

フィルムカメラは、例えオートフォーカスの
フィルムカメラでさえデジタルカメラとは違った
思いが生まれます。

デジタルカメラの10枚の写真と
フィルムカメラの10枚の写真では
何故かフィルムカメラの写真の方を
多く見返したりします。

フィルムの供給もあと何年続くか分かりません。

私達はちょうどフィルムカメラと
デジタルカメラの両方を楽しめる世代。

現像ができるまでのワクワクをもう一度
味わってみませんか?







PENTAX MZ-7 MZ-L

2014年06月18日 | カメラ・写真・風景




PENTAX MZシリーズと言うとMZ-S(別格)やMZ-3がよく挙げられますが、お勧めはこのMZ-7とMZ-Lです。
中でもMZ-Lは
・シャッタースピード1/4000
・AF範囲切り替え
・AEロックでの測光モード切り替え
・オートブラケット(調整可能)
・電子プレビューボタン

さらにペンタックスファンクションで11項目の設定ができます。

ですが、MZ-Lはどちらかと言うと「ママさんカメラ」として女性向けの柔らかなイメージで販売したので盛りだくさんの機能が使われたのかは疑問です。
特にオートブラケットなどは説明書にネガフィルムでは効果が薄いとまで書いてあります。もちろんポジフィルム(リバーサルフィルム)での使用を前提としています。振り幅の細かさはMZ-3より多いです。

また、このMZ-Lまでがボディ側に絞り値の連動レバーを持っています。これ以降は無くなってしまったので、いわゆるPKレンズやMレンズなどが実用できなくなってしまいました。





RICOH 500G (GS)

2014年06月15日 | カメラ・写真・風景




RICOH 500G 500GS

とてもコンパクトです。
片手に乗るサイズで、また軽量にもできています。
この大きさでレンジファインダーなのでしっかりとピントも合わせれるばかりか、フルマニュアルでの撮影も可能。
オートはシャッタースピード優先。
ファインダー内にはシャッタースピードに応じた絞り値が出るので分かりやすい。

500Gが最初に出たのですが、RICOHのホームページによると、デザインあまりよろしくなかったと記載されています。
今見ると500Gのシンプルなデザインもいいですね。

500GSは基本的に500Gのデザインが変わっただけなのですが、取扱説明書を読むと「GSスナップ方式」が取り入れられています。
特に変わった仕組みではなく、晴天屋外時「絞りオート、シャッタースピード125、常焦点2.5メートル付近」(※写真2枚目参照)に合わせると、だいたいいつでも撮れますよといった具合です。











ELECTRO35GSN

2014年06月10日 | カメラ・写真・風景




ヤシカ エレクトロ35GSN

エレクトロシリーズでは第3世代くらいになります。

重くて大きいですが、写真とってるぞ~と言う気にさせてくれるカメラです。
工業デザイナーがデザインしたとあっていま見てもカッコいいですね。
どこか古いアメ車のインパネの様な雰囲気もあります。
実際、2012年公開の「アメイジング・スパイダーマン」でも主人公の持つカメラとして使われました。
40年も前の日本製カメラがねー。
エレクトロと言う名前つながりなのか、公開予定の新作「アメイジング・スパイダーマン2」には適役で電気人間「エレクトロ」が出てきますね。

この大きいカメラ、銅鏡部にいろいろついてますが、操作は至って簡単。
フィルム感度を合わせて、絞りをお天気マークに合わせれば写せます。
もっとも、レンジファインダ機なのでピントは合わせますが。
GSNはモードとして「オート」「ストロボ」「バルブ(開放)」があるのですが、新品販売時にはオートの位置で固定シールが貼ってありました。

説明書も簡単に映せる事を強くアピールしています。カメラが一般的になってきた時代を象徴しています。

実際のところ、デジカメは基本的に画像処理や保管にパソコンも揃えなければ使えないのに対し、昔のフィルムカメラは本当に簡単でしたね。








三脚に固定すれば、夜景もしっかり撮れます。








konica Ⅱ 

2014年04月30日 | カメラ・写真・風景


1950年代

60年ほど前ですね。

発売時の値段は3万円くらいです。
当時の大学初任給がだいたい1万円くらい。
サラリーマンの平均給与が3万円くらいです。
コニカとしては普及機としていますが、
ライカなどと比較すれば安いかもしれませんが
簡単に買える物ではなかったでしょうね。

なんといってもこのデザインです。
この前面の曲線が特徴的で
konicaⅠ~konicaⅢの中でも
一番カッコいいと思います。

ですが、このデザイン、
ただの見せかけではありません。









このデザイン、ちゃんと意味があるんです。
カメラを構えれば簡単に分かるんですが、
持った時の指の押さえる形になっているんです。
ちょうどこの曲線に合うように持てば
しっくり構えれるようになっています。

まーこんなデザインは後にも先にもこれだけですね。

カメラ本体の作りも、樹脂部品はひとつもなく、
オール金属製です。

絞り羽根は10枚、シャッターは5枚。
ただ、レンズシャッター機の古い物は
シャッター羽根や、絞り羽根にオイルが
廻っている物が多く、特に絞り羽根は
オイルで固着した状態で無理に操作すると
十中八九、絞り羽根が正常位置から外れてしまいます。
そうなると、全バラ・組み直しが必要になります。

シャッターはkonica Rapid。
コニカ自社製ですが、しっかり調整されていれば
信頼性は高いです。

一枚一枚、フィルムを巻き上げ、
シャッターをチャージして
じっくり写すにはピッタリのカメラです。