滋賀県彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」を運営する日本ご当地キャラクター協会(事務局・彦根市)は、ひこにゃんの活動支援として協力を求めたクラウドファンディングと寄付金などが、3日の締め切りまでに計641万6699円に達したと発表した。
ひこにゃんの運営費を含む市の2019年度一般会計当初予算案が3月、彦根市議会で否決されたため、ひこにゃんは一時、活動休止の危機に直面。そこで、市から昨年度の運営を委託されていた同協会が、市議会で予算案が可決されるまでの間、ひこにゃんの活動資金を募るクラウドファンディングと募金を4月から始めていた。
同協会によると、内訳はクラウドファンディングが549万4500円、寄付と募金が92万2199円。クラウドファンディングには県内のみならず、全国45都道府県から支援金が寄せられたという。クラウドファンディングで集まった支援金のうち、手数料2割を差し引いた439万5600円が、ひこにゃんの活動経費として充てられることになる。
同協会の荒川深冊(しんさく)代表理事は「改めて、ひこにゃんが全国から愛されていることを実感した。お礼も兼ね、全国のファンに会いに行けるよう調整したい」と感謝の言葉を述べた。
市は3日に開会した市議会6月議会に、7月から来年3月までの、ひこにゃんの活動費となる「ひこにゃんブランド推進事業費」2881万1000円を盛り込んだ、今年度当初予算案を提出している。【西村浩一】
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