あぽまに@らんだむ

日記とか感想とか二次創作とか。

君が僕等の力になる(SQ)

2007年04月03日 | 世界樹の迷宮関連



<主用メンバー>
アディール♂(ソードマン赤髪・薄蒼眼)/LV52/HP444/TP105
シャス♀(メディック橙髪おかっぱ・灰緑眼)/LV52/HP289/TP176
シェラザード♂(レンジャー蒼髪・灰眼)/LV52/HP396/TP114
リュサイア♂(アルケミスト白金髪・薄青眼)/LV52/HP269/TP214
リュシロイ♂(パラディン金髪・濃蒼眼)/LV52/HP466/TP131

<待機メンバー>
ユイノ♀(ブシドー茶髪おかっぱ・金眼)/LV11/HP71/TP18
ヴェスティン♀(ダークハンター金髪・碧眼)/LV11/HP69/TP29
アシュリー♂(バード銀髪・緑眼)/LV14/HP93/TP6
キャスヴァル♂(カースメーカー灰金の髪・紅い目)/LV1/HP19/TP15

<作成予定メンバー>
エドヴァルド♂(メディック チョコレート色の髪・紫の眼)→シェリーとCP
アリステア♂(ソードマン 薄紫の髪・橙眼)→ケフト施薬院のキタザキ先生(ヒゲ眼鏡のナイスミドル)にチョッカイを出している。どうやら一目惚れらしい(笑)
ミルフィリア♀(アルケミスト 黒髪・灰眼・両性具有なんて/ぁ)→リュシィが氷と雷が得意なので、炎と毒専用になって貰いたい。誰かとくっ付くかも。

さて、以下は「世界樹の迷宮」のいつもの日常SSです。
ゲームをご存知でないと分からないかもしれないので、大丈夫な方のみ下へスクロールして御覧下さい。




















<君が僕等の力になる>



「リフレッシュ!」

高らかな少女の声が砂埃の舞う迷宮内に木霊する。
エトリアの地下深く広がる世界樹の迷宮、第四階層のf.o.eは毒を撒き散らす動く樹だった。
既に状態異常回復の呪文、「リフレッシュ」のレベルも高位になっているメディックのシャスは、難なく皆の毒を回復させていく。
自分に自信がなく悩み続けたシャスも今ではパーティには欠かせない存在になっている。
毒を喰らってもシャスが瞬く間に回復してくれるばかりか、合わせてエリアキュア2で全体回復までしてくれる。
成長したシャスのお陰でレベルも上がったパーティに、毒を吐くだけのf.o.eは敵じゃなかった。難なく倒してしまう。しかし…。

「ちっ…俺、そろそろTPないや…」

自分の身長程の大きなブレード(両手剣)を担ぎ、ソードマンのアディこと、アディールが大きな溜息を吐いた。
アディールはソードマンとしてパーティの斬り込み役である。
敵の数が多ければ全体攻撃をし、相手が強ければ単体攻撃のスキルで次々と敵を屠った。
その為、最近は少ないTPに嘆いている。三階程下がるだけで殆んどTPを遣い切ってしまうのだ。
そろそろスキルポイントをTPブーストに注ぎ込もうかなと独り言を呟く。
それに続いてパーティのリーダーであるロイこと、パラディンのリュシロイが済まなそうに盾を砂の大地に突き刺した。
彼の盾は自分だけでなくパーティ全体を護る要だ。

「私はまだ大丈夫だが、防御だけでは敵は倒せないからな」
「リュシィはどうだ?」

妖精が作ったかのような美しい曲線を描く弓を抱え直し、レンジャーであるシェリーこと、シェラザードは横で少し辛そうなアルケミスト、リュシィことリュサイアに話し掛ける。
シェラザードはパーティの一番の年長者らしく常に皆に対して心配りをしている。
シャスはパーティの癒し、シェラザードはパーティの相談役だった。
変わり者のリュサイアも二人には心を許している。勿論双子の兄、リュシロイにも、屈託の無いアディールにもだったが。

「炎の術も後、三回が限度だな…」

リュサイアはシャスより体力が少ない。それは彼が錬金術師(アルケミスト)であるせいもある。
極度の精神集中が必要な術を連発しなければならない事に合わせて、潜っているのが危険な世界樹の迷宮内である。
繊細な精神の持ち主であるリュサイアには緊張の連続なのだろう。
表情にこそ出さないが、リュシロイはリュサイアの精神がそろそろ限界なのが分かっていた。
それに、流砂の仕掛けでなかなか先に進めないパーティは、一端は覚えた道を間違えてしまい、大きな遠回りを余儀なくさせられたのだ。
その為、TPと冒険者に略称されるテクニックポイントがなくなってしまい仕方無く引き返す事になった。

「あ、でも、後少しでリュシィ、レベル上がるんじゃないですか?」

すると急にシャスがリュサイアに話し掛けてきた。
戦闘が楽になった分、レベルが簡単に上がってきているパーティは順番でレベルが上がるようになっていた。
シャスの次はリュサイア。余りその開きは無い。リュサイアも僅かに頷いた。しかし皆の状況を考えると少し考え込んでから、

「次に潜った時に上がればいい」

とだけ答えた。するとシャスがにっこり笑うと今度は皆に向かって言った。

「皆さんが敵をすぐに倒して下さるので、私はまだTPがあります。リュシィのレベルが上がる迄、もう少し頑張ってみませんか?」

リュシロイを初め、男性陣はきょとんとした表情でシャスを凝視してくる。シャスは慌てて真っ赤になった。

「…あ、あの、すみません。後衛の私の決める事じゃないですよね。急ぐ事でもないですし…」

顔の前で両手をぶんぶん振ってオロオロし出すシャスに皆、顔を綻ばせる。
あんなに世界樹の迷宮に来た際に緊張し、リフレッシュが効かないと悩み、落ち込んでばかりいた内気のシャスが皆を力付けてくれているのだ。
その成長振りに嬉しい半面、弱気になっていた自分に恥ずかしさが込み上げてくる。
リュシロイは大きく頷くと皆に提案した。

「危険になったらすぐにでも糸巻きで戻る。アディ、リュシィ、いけるか?」
「おう!TPが無くなったら二回攻撃してやるぜ!」
「俺もまだTPは残っているよ。節約してきたが俺がスキルを遣おう」
「僕もTPが無くなったら防御に変える」

皆の焦りは瞬く間に解消され、またいつもの和やかな自信に溢れた雰囲気になった。そ
の役割は以前は俺だったのにな…とシェラザードは微苦笑して、後衛の二人と共に第四階層の中を進んで行った。



<了>

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今はリュシロイはシールドスマイトを覚え攻撃にも参加中ですw

















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