商店街、均等に並ぶ外灯
寂れた途端塀のでこぼこ
幼い頃通い詰めた今川焼きの小さな店
丸顔のおばさんがいる雑貨店
友人と連れたって帰った歩道
朝夕と商店街の風景が真っ直ぐ
不透明な未来に向かって
それはそれは不安げに
ときどきとても愉快な程に
初恋と切なさを指で弾いて
焦燥と堕落を内に落として
思春期を歩いた
商店街の外灯はあの頃と変わらず
同じ刻に点いたり消えたり
雨に降られていたその風景を僕は
当たり前の顔して
外灯の下流れるように見ていた
あの頃の僕と、十二月の雨
寂れた途端塀のでこぼこ
幼い頃通い詰めた今川焼きの小さな店
丸顔のおばさんがいる雑貨店
友人と連れたって帰った歩道
朝夕と商店街の風景が真っ直ぐ
不透明な未来に向かって
それはそれは不安げに
ときどきとても愉快な程に
初恋と切なさを指で弾いて
焦燥と堕落を内に落として
思春期を歩いた
商店街の外灯はあの頃と変わらず
同じ刻に点いたり消えたり
雨に降られていたその風景を僕は
当たり前の顔して
外灯の下流れるように見ていた
あの頃の僕と、十二月の雨