Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

ぼくらのきせき

2011-12-04 | Weblog







なかなか赤ちゃんができない友達夫婦
久しぶりのメールには、明るくめげない友達の言葉
彼女のことだから何があってもめげないのだろうなと携帯を握る
優しい旦那様も居ることだし
だから僕は安心している、彼らの絆は確かだろうから


なかなか生まれてこられない命があって
もっと生きたいのに生きられない命がある


人が一人生まれるってことは、想像しているよりずっとスゴイことなんだよな
人が人から生れるってことは、思っているよりもずっと奇跡なんだよね
いまこの瞬間この世に存在していないものが
二人の愛の結晶として、雲の上の遠い遠い何処かから、新たな命を得て
真珠とダイヤモンドと芳しい匂いでこさえられた門を
小さな体でくぐってくるのだ



ご飯を食べて、笑う泣く怒る喜ぶ、屋根ある場所で眠ることができる
綺麗な景色を観る、音楽を聴く、体を動かす、花の香りをかぐ
どれもこれも奇跡じゃないか


奇跡の積み重ねの上で僕ら出会えて良かったと思わなくては、
生きてるだけで、『あぁ、ありがたい』って思わなけりゃあ、
毎日、その身を捧げてくれている、豚、牛、鶏、魚、その他諸々の命たちに
申し訳ないじゃないか



君は奇跡。



君は、僕の数万倍、たいせつな奇跡の命
君の命があの門をくぐって来た時、僕は気付かない振りしながら
嬉しくて嬉しくて、その奇跡を祝うために



この町、この家に生まれた
父や母と手を繋ぎながら祭りの日に空へ風船を離した
姉たちと一緒に、日曜日の砂浜を裸足で歩いた
甥っ子を抱きながら赤ちゃんの笑顔に幸せをもらった
今この時に、青い空のしたにいる。















コメント
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