
月が欠けていく間、月が再生していく間、
なにを思った?って
なにもかも取っ払った裸の宙が訊いてるみたい
思うというより感じる
感じるというより無意識の意識
それとも
ただ僕らの水晶体は空の現象をただ映す
でも、やっぱり僕らは感じるチカラがある物体
物体であり心を持つ者
もしかしたら宇宙と同じくらい広い、僕らの心
君が見上げた月は
君になにを思わせて、なにを感じて
心は何処へ旅したの?
僕は見上げながら
いつもと同じことを願って、祈って感謝して
心は一緒に旅していたの
なんてね
月には聴こえただろう、世界中の僕らの祈りが
それが一瞬の濁りも無く純粋な程、光の矢よりも速く
あの仄かなオレンジ色に