桃の花

３月１４日、土曜日。
午前０６時０１分。
晴れ。


昨日は、まぁまぁ暖かい日でした。
今日も、部屋のファンヒーターに表示された温度を見ると
暖かい日(まぁまぁ？)になりそうな気配です。


昨日は、久しぶりに友人に会って
借りていたもの(本)を返したり
お礼の、綿菓子やビスケットやチョコバットなどをプレゼントしてきました。
いい大人が駄菓子…で申し訳ないのだけど
でも、結構、大人も好きだと思うのですよ。


気遣いされることを好まない友人は
やっぱり何度も拒んでいたけど
お洒落なお菓子や、グッズだともっと簡単に受け取って貰えないだろうと
長年の付き合いで分かっていたので


なので
『駄菓子だから姪っ子ちゃんにあげて、ね？』
…と言って
何とか受け取ってもらえました。
良かった。^^


友人と会って、話したいことが色々あったのに
話したいことの
２，３割り位しか話せませんでした。
すぐ話題が脱線してしまうのですよ。(>_<)


上司がこんなこと言ったんだよ、とか
このまま独身で将来、大丈夫かねぇ？、とか
沈丁花が咲いているねぇ、とか


日の当たる場所で
くだらない話ばかりに興じてしまいました。
それでも、約２時間、僕は楽しい時間だったけど
友人はどうだったかな？
…というような
中味のあまりない話題ばかりなのでした、トホホ。


そんな相変わらずな僕ら２人に
優しげな姿をお披露目してくれていた
桃の花がいました。


蕾の方が多かったけど
『また会おうね』
と言って帰る間際に見た時には
来た時より蕾が開き
花の数が増えているように思いました。


友人も、同じことを言って撮り始めたので
僕も便乗して、そして春をまたひとつ見つけて嬉しくて
パシャっとな。
その写真を、小さいけれど添付してみます。m(_ _)m


友人に会う度に思うのは
やっぱり、似ているところがある(顔ではなく)
ということです。
…なんて言ったら友人は嫌がるかもしれないけど(^_^;)


でも、全然似てないところもあり…
長続きの秘訣というのは
似ているところ、似てないところが
程好くあることなのでしょうか？


草花が好きなところとか
いまだに独身だねという話題が出ても
のんきにいてしまうところとか
星が好きなところとか
沈丁花に気をとられ
ボーと眺めてしまうところとか
似てるかもなぁ…と、ふと思うのでした。


僕にとっては無二の人物だと思っているけど
あちらはどう思っているのだろう？
こちらが思っていても
同じバランスでは
思われていない可能性もあるけど
大事な人なのは、間違いないのです。



桃の花の空気を持ち帰りたくて
どこにも寄らずに一旦帰り
普段なかなか弾けないピアノを
この隙に弾かないとストレスがたまりそうだったので…(>_<)
ほんの３０分くらい弾いてから、また外出。


欲しかった楽譜を一冊、買いました。
買えて
ほのかに幸せです。^^


夜には、ずっと観てみたかった映画
『かぐや姫の物語』を観て
感動しました。
ストーリーもなのだけど
素晴らしい絵でした。


ＤＶＤが観られない我が家ではあるけど
ＤＶＤがほしいと思いました。
琴の音が美しかったなぁ。


衣擦れの音も
足音も
『音』がまた良い。
どんなジャンルも音楽って、
やっぱり好きです。(*^_^*)


友人と桃の花と音
昨日は、そんな１日でした。














『桃の花』

桃の花を見上げて
空と蕾と友人と
過ごし

空の中に
光を見た時には
君を思い出し

楽譜を買い
映画を観
うたた寝をする

こんな
ささやかな日を
幸せだと思える

そう思わせてくれる
全てに告げるのは
『大好きです』

ありがとうより
感謝より
その言葉が一番だと

桃の花が
輝いていた
春の片隅







＊