写真と詩

８月１５日、土曜日。
午前７時３１分。
晴れ。


晴れた空と、今日も暑くなりそうな空気と
扇風機の風と、少しだけフワフワと揺れるカーテン。
太陽の光を浴びて輝いている町。



夏のいつものお馴染みの風景をありがたく感じる日。
今日は終戦記念日です。



読書が好きだったとか
絵を描くことが好きだったとか
ライスカレーを美味しいと言ったとか
ちょっと潔癖なとこがあったとか
戦地から小さな文字を沢山書いた葉書を送ってきたとか


召集される前に箪笥や塵取りを作っていったとか
腕に蛆がわいたとか
我が子に会いたいことを秘めた文だったとか
南の国とか
海とか


お仏壇の位牌
少し雰囲気の違う位牌の中の戒名
墓石の命日
島の名前
軍服姿の写真
星の王子さまに挟まれた葉書
祖母の返されることのなかった詩
何で、何で、と言いながら泣いた曾祖母




８月１５日には
生前の祖父母や母に聞いた話を思い出します。




ずっと、平和でありますように。
戦争で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします



いろんなことに気を付けて
良い日を！







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