今回は猫の年間の予防について書きたいと思います📝
予防の種類は大きく分けて3つ
- 混合ワクチン💉
- ノミ・マダニ予防🐞
- 消化管内寄生虫及びフィラリア予防
です。
今回は①の混合ワクチンについて記載したいと思います😊💉
混合ワクチンは使われる頻度から考えて5種と3種があります💡
5種は見ての通り猫の白血病とクラミジアのワクチンが追加されます👐
5種と3種の場合、5種の方がたくさんの病気を予防できるように思えますが、一般家庭で外に出さない猫ちゃんの場合は3種混合ワクチンを推奨します🙌
理由はいくつかありますが、一番の問題は安全性です👷
『5種の方が3種よりもアレルギーが出やすい』
とかではないので、詳しい内容は…かかりつけの獣医さんなら知っているかと思いますので聞いてみてくださいww
また、この4年間でオーナー様から何度も聞きましたが、猫のワクチンは1歳までに3回打ったらそのあと打たなくていい/3年に1回打てばいいという話。
これは本当に本当に大きな間違いです🙅
そもそも、ワクチンは混合ワクチンです。3種混合ワクチンには異なった3種類の病気に対するワクチンが入っています。
現在の動物のワクチンは作り方から大きく2種類に分かれます👇
上記の生ワクチンと不活化ワクチンが混合されているのです🌀生ワクチンに関しては不活化ワクチンよりも効果が持続することが知られてますが、これも個体差があるため数年抗体が保つ個体と続かない個体があります😲不活化ワクチンに限っては1年間も抗体価が保てない場合もあります⚡
そのため、日本で発売している猫ワクチン製薬会社からは正しいワクチンの予防接種は最初の年は年2~3回、次の年からは年1回の接種が推奨されています💡
ワクチンというとすぐに副作用について考える人がいますが、猫に関していえばワクチンアレルギーは当院では出ていません🙆❕
接種部位の持続的な疼痛などに関しても報告がないので目立った副作用はないように思えます◎
また、副作用として接種部位の肉腫や結節形成に関しても現時点では認められません😊
これは使っているワクチンと、ワクチン接種の仕方によるものと考えてます🤔💭
当院ではベイリンガーインゲルハイム製造のピュアバックス®RCPを主に使用しております💉このワクチンの良いところはワクチンに含まれている不純物が日本で一番少ないというところです🙆✨
ワクチンアレルギーに関しては諸説ありますが、ワクチンに含まれるアジュバントなどの不純物が多いほどアレルギーが出ることが多いといわれています💣また、アジュバントが少なければワクチンの効果も低いのではないかとの懸念に関しても、こちらのワクチンはしっかりと1年の効果が持続するように作っており、非常に安心して使用できるもののひとつだと筆者は考えています🤔❕
また、ワクチネーションの方法に関してはWSAVAのワクチネーションガイドラインに準拠して行っております💡従来の肩甲骨間に打つやり方に関しては確かに猫ちゃんに疼痛は少ないかもしれませんが、同じ場所に何度も打つと注射接種部位肉腫の発生確率が上がるだけでなく、接種部位の腹側にある胸椎への浸潤も起こることがあります⚡このような打ち方をしている獣医さん、絶対にやめましょう🙅❕ちなみに、肩甲骨間に打って、数年毎にワクチンというのはもはや何をしたいのかわからないので、勉強しなおしてくださいね📝