ラブ★コンLOVE (LOVE×3館)

ラブ★コン 大谷×リサの2次創作
(たまに他の漫画もあります)

約束5

2012年01月29日 00時02分37秒 | 大学生×専門
飲んでも悪酔いせんお酒というのはなかなかないらしい。

『はぁ…』

締め付けられる胸の痛みと少し飲み過ぎの身体が軋む。
思わず前のめりに体を倒すと眼鏡男子に声をかけられた。

『大丈夫?お酒の飲みあわせ悪かったかな?』って
優しく背中をなでてくれた。

『大丈夫。ありがとう…お酒に負けてるんやないから…』
『それならいいけど 気分悪くなったら言ってね。』

気分が悪いのは…
きっとまみちゃんにヤキモチ焼いているから

なんで大谷が来た時にちゃんとこの人があたしの彼氏って言えんかったんやろう。喧嘩したからって…別れたわけやないのに…

『眼鏡くん恋って難しいなぁ』
『眼鏡くんって(笑)ボクは信也っていうんだけど…』

眼鏡君は笑った。

『それにさ 難しいから恋愛って楽しいし自分の思いのままって案外つまんないよ。』
『そうかなぁ』

『きっとそうだよ だからボクと…』
『眼鏡君ええことゆーなぁー。』

『だから眼鏡じゃなくて信也だよ。リサちゃん。』
『…(あたしの名前覚えてくれてた?)』

信也くんと話している間 あたしは大谷を気にする事をしなかった。
だって…この空間の中のあたしは大谷の彼女として存在していない

けど…ふっとした時 大谷の事目で追う自分。

なんかもう家に帰りたい。

★★★

『大谷と…』
『えっ?』

信也君がいきなり大谷の名前を出してきたから驚いた。

『まみちゃんと大谷 見て いい感じだと思わない?』

いい感じ…ってどんなんよ。
まみちゃんめっちゃ大谷に甘えてる。

それはまるで恋人たちの雰囲気。

『実はさ…大谷って彼女持ち。いつも合コン誘っても断って来るくせに
 今回は来たって事は…彼女とうまくいってないんだろうね。』

『そうなんかなぁ…』

『あっ あいつが彼女持ちなの内緒ね。』

信也くんと話しているのは その彼女ゆんやけど…

『まぁ彼女とうまくいってても浮気の一つや二つ平気かな(笑)』

そんなもん?
大谷も そうなん?

断っている合コンに出たのは新しい彼女探すため?

『男の子ってそうなん?』
『一般的にね。セックスして傷つくのは女の子だろ?
  オトコは種族繁栄の生き物だから下半身は別人ってボクは違うよ』

お酒のせいなのか
笑えないたとえに我慢できなくなった

『…帰る。』

バックを持って立ち上がると信也くんに腕を掴まれた。

『なんか気に障る事言った?』
『別に…ただ気分が悪ぅなってきただけやから大丈夫』

それなら送って行くよって言われて首を横に振った。

『ねぇ リサちゃん。君が大谷の彼女なんでしょ?』
『えっ?』

『君こそほかの男とホテル街に行ってたんでしょ』
『な…んで』

『ボク君の事前から知ってていいなぁーって思ってたんだよ。』

だからたまたま町で君に出合ってあの写真撮ったのはボク…
大谷に送ったのも ねつ造したのもボク…

『あんな写真で君を無視する大谷なんか別れちゃえよ』
『…あたしは 大谷と別れませんっ』

『別れなくても一晩…『帰ります。』』

信也くんの言葉を振り払い帰ろうとドアに手をかけた時
背後から声が聞こえて来た。

『… 帰るんか?』

振りかえると大谷が立っていた。

『えっ?』

声 かけてくるなんて思っていなかった。

『リサが帰るんなら オレも帰ろっと…』

その言葉に みゆきちゃんとまみちゃんはきょとんっとした。

『えっと…大谷くんはリサちゃんの?』

『ん?リサはオレの彼女(笑)』って言ってくれた。

『『『えーーーーーーー。』』』

驚くみんなの中を尻目に

『ちゅうことやから ほなさいなら リサ帰んぞ。
  あと…信也リサにちょっかいだすなボケっ』

あたしの手を掴んで部屋を飛び出した
繋がれた手は あたたかく あたしの大好きな手。

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