『あっ 小泉そのシャーペンオレのんと 色違いやんけ・・・』
『ほんまや・・。』
隣の席の 大谷が授業中に小声で言った。
あたしの手に握られた薄ピンクのシャーペンんで 大谷の手にはその水色バージョンのん。
『偶然?』
『偶然やんな(笑)。』
なんて笑った大谷の横で、あたしは少しどきどきしてた。
ほんまは"偶然"なんかやない。
大谷が持っとるんを知って、あたしも買いに行ったんやもんっ
『小泉 これ、書きにくぅない?』
『書きにくい・・。』
『せやんな 書きにくいよなぁ・・・』
『大谷 そしたらなんで使っとるん?』
『なんとのーーーーって 小泉は?』
『あたしも なんとのー』
あはははは と抑え気味笑うと 大谷の優しい瞳が少し細くなる。
『そこー、オール阪神と巨人 うるさいぞー。』
『『すんませーんっ』』
ゴリの声に形だけ謝って 大谷と目が合わせて、また笑った。
『怒られた・・・』
『うん・・・また 一緒に怒られた(笑)』
『おぅ 一緒にな・・・』
一緒に・・
その言葉を繰り返されただけで、あたしの心臓は爆発しそうになった
END
ナイス!0
『ほんまや・・。』
隣の席の 大谷が授業中に小声で言った。
あたしの手に握られた薄ピンクのシャーペンんで 大谷の手にはその水色バージョンのん。
『偶然?』
『偶然やんな(笑)。』
なんて笑った大谷の横で、あたしは少しどきどきしてた。
ほんまは"偶然"なんかやない。
大谷が持っとるんを知って、あたしも買いに行ったんやもんっ
『小泉 これ、書きにくぅない?』
『書きにくい・・。』
『せやんな 書きにくいよなぁ・・・』
『大谷 そしたらなんで使っとるん?』
『なんとのーーーーって 小泉は?』
『あたしも なんとのー』
あはははは と抑え気味笑うと 大谷の優しい瞳が少し細くなる。
『そこー、オール阪神と巨人 うるさいぞー。』
『『すんませーんっ』』
ゴリの声に形だけ謝って 大谷と目が合わせて、また笑った。
『怒られた・・・』
『うん・・・また 一緒に怒られた(笑)』
『おぅ 一緒にな・・・』
一緒に・・
その言葉を繰り返されただけで、あたしの心臓は爆発しそうになった
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