ラブ★コンLOVE (LOVE×3館)

ラブ★コン 大谷×リサの2次創作
(たまに他の漫画もあります)

なにかが始まる

2013年05月21日 01時43分54秒 | 高校時代(片想い)

『おはよー』
『あーおはよう』

『今日ってむっさ寒ぅない?』
『寒いなぁ もう5月やのに。
  こんな日にカーディガン着てくるん忘れたら最悪やんっ』

あはははははは…

とある堺の通学路
5月というのに肌寒いそんな朝

みんな学校指定のカーディガンを着込んで縮こまっていた

ただ…

ひとりのアホを除いては

『しゃ…しゃぶいっ へくしゅん』

そのアホとは想像通りの小泉リサ(笑)
リサは制服のブラウスのみやってん

まぁ救いなんは半袖やなかった事だけ

『あたしのアホアホアホっ』とリサは呟く

昨日教室にカーディガン忘れて…
もう一枚予備であるはずのんはおかんがクンリーニング屋に持って行った

学校指定以外のを着てくるというのもできひん
今は この寒さに我慢 という選択肢しかなかった。

『はぁ…けど学校行ったらカーディガンあるもん』

『よっデカ女おはようさんっ♪』

リサが振り向くと カーディガン姿の大谷。


『お…おはようごじゃ…っくしょんつ!!』
『わっ おまえ汚いっつばとばすなっ』

『とばしてへんっくしょんっ』

寒さのあまりくしゃみの連発

そんなリサを大谷はまじまじと見つめた

『なぁ…小泉 さむないん?』
『しゃ…くしょんつ!!』

リサの返事はくしゃみに変わる

『なんでそんな薄着なんか知らんけど…オレのん貸したるわ』
『え…ええの?』

『オレ 体鍛えとるし…』

リサは自分の方が背がでかいから…と言いかけてやめた

たまには人の親切素直にうけんな(笑)

大谷からカーディガンを受け取って袖を通すと
ほわんっと暖かくなった。

『あったかー 生き返るぅ』
『おまえ大袈裟やな(笑)』

『大袈裟やないよ。大谷のぬくもり…(はっ!!!)』

『オレのなんやて?』

『な…なんもない。大谷ありがとー』

リサが頬をなぜ染めたんか?
鈍感王子大谷にはわからんかった。

まだ恋が動く前のお話


end

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