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息つく間もないくらい忙しかったところを、ようやく一息?
なんとかファインバーグ・コレクションを見に行った。
全体に上品な感じ、という触れ込みで、確かにプライスコレクションなんかに比べると、実にしっとりとおとなしい感じの作品が多い。
実際、奇想派(ってそんな派閥なのか?!(笑))として並んでいる辺りでも、いつも通りなのは簫白ぐらいで、若冲にしろ、蘆雪にしろ、確かに大人し目。
…だけど!
入っていきなり、俵屋宗達の「虎図」!!
これ反則技だよ!!(笑)
毛がふわっふわで、めちゃくちゃ可愛いじゃんか!!
鈴木其一の「群鶴図屏風」も、なんかグラフィック・デザインみたいにモダンだし。
鈴木松年の「月に雲図」は、なんだか必要以上に立体感があるように見えて、目に焼き付いて離れないし。
「南蛮屏風」はなんか異様な存在感を放ってるし…f(^_^;
でも、人がわっさわっさといる中で、酒井抱一の「十二ヶ月花鳥図」や、谷文晁の「終夜名月図」では、絵の中で深呼吸させてもらいました。
あぁ、癒やされる…。
主に江戸時代の作品が集められてはいるけれど、明治以降の作品も、あぁ、なるほどね、という感じの流れにあるものが集められていて、これはこれでバランスのいいコレクションだったな。