時間も値段もあまり変わらない上に、乗り換えがいらないので、羽田からそのままバスに乗って千葉へ。
こういう特殊な機会でもない限り、千葉くんだりまではなかなか来られません。
しかも市の美術館でやるには、随分マニアックな…(笑)
全体の構成は、簫白に影響を与えたと考えられる絵師の作品から、簫白の作品を年代を追っていき、最後に同時代の作品。
いや、しかし、簫白って、最初から簫白!!と、「李白酔臥図屏風」のダイナミックさを見て思ったのだけれど、実はそれ以上だった。
「鷹図押絵貼屏風」。
ナニコレ?!スゲェ!!
ざっくりとした水墨画を背景に、若冲ばりに恐ろしく細密な猛禽類。
これがまた、めちゃくちゃうまいんだ!!Σ( ̄□ ̄;)
簫白とは思えない美しさというか(笑)、この土台があった上での、奇想の絵師なのだな。
他にも、気持ち悪さMAXの「寒山拾得図屏風」とか、面白いのがいっぱいあったのだが。
なんといっても「群仙図屏風」!!
の前に、その隣の唐獅子が…大画面ど迫力なのに、顔つきが妙に情けないf(^_^;
横に「おかーさーん!」って吹き出しつけたい感じ(笑)
狩野永徳の唐獅子図が、まさに大画面ど迫力で、堂々たるものなのに比較すると、このどうしようもない情けなさはなんなんだ?!
私が注文主だったら、きっと怒るぞ(笑)
で、やっぱり気になる「群仙図屏風」。
もう、遠くから見ても、つい引き寄せられるほどの色鮮やかさ。
目が覚めるほど…というか毒々しいほど(笑)
内容だってさぁ、簫白といえばこの絵、というくらいに紹介されるから、部分々々よく知っているけれど、直に見ると尚更気持ち悪い。
特に蝦蟇仙人の気持ち悪さといったら…キモーイ!コワーイ!!(笑)
が、そばにいた親子連れ。
お母さんが、「ほら、素晴らしいねぇ!」を連発してたけど、きっと子供がこんな絵描いたら、褒めないと思う(笑)
だって、こんな屏風が家にあったら、か~な~り、イヤだぞっっ!!
とはいえ、一度は見ておいた方がいい代物だとは思うけどね(笑)
この後は三重に巡回してしまうようなので、ここで最終日に見られて良かったかも。
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