当初、この連休はルソーとエルミタージュ!と思っていたんだけれど、出光美術館の伴大納言絵巻展が面白そうだよ、って話に…。
しかも出光のHPで調べてみたら、これって出光の所蔵品でありながら10年に一度、節目の年にしか公開しないらしい。
ってことは、この機会を逃したらあと10年は見られない!!
エルミタージュは、それこそ自分でサンクト・ペテルブルクまで行きゃあいいじゃん(笑)
それよりは、日本にいたっていつも見られるワケじゃないものを観に行こう!
だって、果たして10年後にちゃんと見られるかどうか、色んな意味で保証がないんだし。
ってことで早起きして行き、10時半になるかならないかくらいには辿り着いたのに、
入口にはすでに90分待ちの表示が…orz
いや、だからといってここで諦めるわけにはいきません。
どうせ今日は他に予定がないんだし。
作品解説のチラシを、すっかり憶えてしまうくらい読みながら待つこと1時間、ようやく会場内に案内されたものの…。
そこから、実際に絵巻の展示されているケースまでの行列が1時間Σ( ̄口 ̄*)
肝心の作品に辿り着く前に、すっかり疲れ果てて、背中から腰にかけて痛いです(ノ_<。)
とはいえ、他の美術展と違って、絵巻物であることを考慮してか、きちんと整列した人はその順番で見ていって、ガラスケースにびっちり張り付いてみることができるようになってるんだ!!
しかもちゃんとロープが張ってあって、並ばずに入った人(間近じゃなくても良いと承諾した人は並ばずに入れる)は、そのロープよりも内側に入ることができない。
そして、頑張って、我慢して並んだ甲斐あって…、
これはスゴイ!!
上・中・下巻とある中、一番最初の上巻は、ところどころ傷んで剥落した部分はあるものの、まさか12世紀に描かれたとは到底信じられないくらいの鮮やかさ!!
しかも人物描写の巧みさにはビックリですよ!
これだけ人や馬の動きが生き生きと、正確なデッサンの元で描かれている作品なんて、この時期のヨーロッパにはおそらく存在しない。
あまりのすばらしさに、鼻息が荒くなるほど大興奮ですよ(笑)
これは確かに、世界中に向けて自慢できるほどの逸品です。
日本人なら、一生に一度は見ておきたいくらいかもしれない!
ヤバイくらいにこの作品の虜になってしまいましたf(^ー^;
10年後にはまた、万難を排してでも観に行かなくっちゃ!!
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