Der König Hat Eselsohren

特別展キトラ古墳壁画@東京国立博物館



ある意味、これを見るために、九博で年間パスポートを買ったと言っても過言ではない。

だって、キトラ古墳の壁画が、東京で見られるんでっせ。
もう二度と無いんだよ。

もちろん、壁画自体は、今後、奈良で展示されることになってるから、見ようと思えば見られる。
でも。
わざわざ奈良まで行かないと思う(笑)

てなわけで、上野へ。
駅から東博までの間は、さほど東博へ向かってる人が多いように見えなかったんだが。


なんじゃこりゃ。


展示されている本館前から、ず~~~~~っっと、平成館の方まで大行列。
平成館の前でいったん途切れて、噴水の前の方に続いていて、結局最後尾はほとんど平成館の前。
なにせ、入口に出ていた待ち時間、140分ですから。

予想以上。

幸い、風は強いものの天気がよく、時間を潰せるように本も持ってきていて、本当によかった。

しかも、本館から続いている列の方に移ってまもなく。
キトラ古墳クロスワードパズル配布(笑)
東博もちゃんと、時間つぶしグッズを用意しているじゃないですか!
まあ、できれば、列に並んですぐに配ってくれた方がありがたいんですが。
でも、こういうサービスもなかなかいいよね。
筆記具がない人には鉛筆も配っていて、結構場が和んだよ。

さて、本当に予定通り2時間並んで、いよいよ入場。

入ってすぐのところに、いきなり壁画?!


…と思ったら、複製陶板でした。
みんなして群がってるんで、えぇっっ!f(^_^;、って感じだったのだが、これはウマイ方法だなぁ。
実によくできている上に、実物を見る前にじっくり予習ができる。

さらに副葬品やら、壁画を取り外す作業の映像やらが続いて、ようやく壁画の実物へ。

これがまた、実際に見ている人の背後を回っていくように行列しているんで、ある程度予習でき、これも混雑緩和に一役買っている。

しかも、おそらくは壁画の強度の問題のためだと思うが、平置きされた壁画をのぞき込むように見る形なので、よくあるガラスの汚れとかに「ちきしょー!!」って思うことなく見ることができる。

いや~。

入ってから出てくるまでは、あっという間なんだけどね。
結構よく考えられてるなぁ、と思った展示でした。


実は他の場所に、実際に古墳に入った状態での投影がされていたらしいんだけど、もう、並んで疲れてたんで、さっさと退散しました(笑)
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