行こう、行こうと思いながら、なんと最終日になってしまったorz
しかも、10時からのチケットにしてしまったせいで、10時ちょいすぎについたら館外まで行列になっている…Σ( ̄□ ̄;
ちょうど前に並んでいた人はチケットを持っていないらしく、窓口で当日券を買うように言われていたが、なんと16時からのチケットしかもうないらしい。
人気ありすぎだぞ、暁斎!!
とはいえ、今回は本画は一切登場せず、写生、模写、席画、下絵ばかり、とにかく100%肉筆!!という、まさに「その手があったか!!」というような企画展。
いや、マジで、暁斎展が開かれるたびに、ほぼほぼ観に行ってるような気がするし、しかもそれぞれ色んな切り口でまとめられているんで、なかなか印象深いものも多かったんだけど、今回はある意味、奇想天外(笑)
しかし、まさにこれ、企画の勝利といっていい。
ボリュームも多いし、内容も面白いし、なんと言っても、線のスゴさに圧倒される。
「夕涼み美人」だったか、団扇の端と帯の先以外は、線が完全に一致しているとか、どんだけスゴい模写力だよ!
北斎の模写なんかも、あ、北斎!と思ってしまう。
まさに、圧倒的な画力を駆使していたのを、これでもか!と見せられる。「放屁合戦」も含めて(笑)
で、上の階は写生や模写なのだが、下の階に移るとずっと下絵。
これがもう、本当にスゴい。
何度も描き直しをして、熟考に熟考を重ねていたのがうかがい知れるのだけれど、その線がまたどれも美しい。
で、『漂流奇譚西洋劇』の下絵みたいに両面に描かれているものがあったり、「卒塔婆小町下絵絵巻」みたいに、九相図の下絵の合間に、弟子に手本で描いて見せたウサギの顔がやたらリアルだったりして、あぁ、なんかもう、一日中ずっと何か描いてたんだろうなぁ、と思わされる。
ホントに天才。
天才ってのは、本当に一日24時間でもずっと、仕事してられるんだろうなぁ、ナチュラルに。
私は絶対に無理(笑)
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