先に日経ホームビルダーの耐震実験の写真や記事を紹介しましたが、一部紹介漏れを 掲載します。
写真は体力壁の面材を留めているビスが抜けた現象。
イラストからは今にも壊れそうに見えますね。
以上の資料から、建築基準法では想定される地震力【震度6から7】でも、そこに住んでいる方は危険にさらされますね。
ところで
皆様は創り手任せですか?それとも建築基準法通りの説明しか受けてない?
耐震等級Ⅰ【基準法ギリギリ】の強度で建てられているとすれば・・・・・・・ですね。
これで大切な家族に責任が持てるのでしょうか。
さて
災害は常に想定外と言う事も皆様は既にご存知です。
ところが災害は滅多にやって来ない、だから災害は起きても想定外だから多くの被害を受けても仕方ないこれでは少し無責任では・・・・・・・。
それに
何時起きるのかも想像出来ないから、そこまで考えなくても良いのではと思う業者も多く、お客様の中にもその様に考えている方も多いのではないでしょうか?
ましてこの不況ですね。一円でも多くの利益を得たいと考える業者と、安くても良いのでは考えるお客様です。
この考えを私は否定しません。
夫々に信じる住まい造りに取り組めば良いのですが、住まいは一人で住む所では
無いのですね。
大切な妻やお子さん中には親御さまと同居されるのでは有りませんか。
その方たちの、大切な命を守ると考えれば・・・・・・例えば、耐震補助金具シメール
なら40坪程度なら20万円程度、制振装置なら40万~50万円程度のアップで安全性を高め、住まいの被害も最小限度に抑える事が出来るのです。
そこで、仮に50年間住み続けたとします。
耐震性能を高める為に最大限初期費用に 70万円使ったとしましても70万円÷50年=1.4万円/年間 14.000円です。
14.000万円が高いと思われますか?と私は皆様に問いたいし、よく考えて頂きたいのですね。
ましてこれからの住まいは永く使う事が求められているのです。
永く同じ建物で暮らすとなれば、なお更地震に耐える事が必用では有りませんか。
勿論、これは私の考えであって皆様に強いる者では有りません。
しかし建築費用の中で何かを少し辛抱するだけこの程度のお金は捻出出来るのでは有りませんか。
内装とか住宅設備器機、外部工事に高額な費用を使っても家族の安全は保証されません。
住まいは先ずはそこに住む方の安全を最優先して考えて頂きたいのです。
住まいは大切なお子様を慈しみ育てる場所と私は信じています。
話しが長くなりましたので次回に制振装置を紹介致したいと思っています。
まじめな社長の真面目な住まい造り実践会 代表 米田正憲