パンが大好物だ。
私の母は、料理が普通に上手だったが、ありがたいことではあるが、どちらかと言えば、おかずの色が茶色で、華やかな食卓と言うより、地味な感じだった。
まさに、昭和な食卓。
おやつも、文部科学省推薦とパッケージにあり、いま、私は、そのお菓子をみたくもないし、そのせいでか、レーズンが食べれなくなった。
朝から食べる果物は、ほとんど、林檎かバナナ。
たまに、朝食にパンが出される場合、決まって、キャベツ炒めて卵でとじてあるやつか、具沢山のスープで、スープの時は嬉しかった。
その反動でか、一人暮らしでの、私の食に対する好き嫌いが激しくなった。
嫌いなものが、大人になって増えるとは、母が、怖くて嫌いなものも食べていたせいだ。
ただ、私は、仕事がらか、それか、母が食育をやりすぎたせいか、食に関心がない。
お腹をみたせればいい。
コース料理を、わんこ蕎麦のように食べてしまう。
そのせいで、知り合いは、私と同じ速さで食べた後、店をでてから吐いたことがある。
よく噛まないので、蛇みたいと言われたことがあるが、何十年と、5分以内で食えと言われれば癖がつく。
しまいには、味があるうちに飲み込むのがいいんだよ。とわけのわからない言い訳をするようになった。
だが最近太りはじめた。
よく噛まないせいか、満腹中枢が破壊されているらしい。
さて、ダイエットしなくては、鏡が割れてしまう。
一汁一菜一汁一菜一汁一菜一汁一菜
呪文のように唱え、脳に記憶させなければ、と思う今日この頃である。