Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

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デジャ・ヴとは何か?

2013-05-26 21:09:05 | Coast to Coast AM

日常のふとした瞬間に「あれ?この光景以前どこかで見た気がする…」と感じたことはありませんか?
デジャ・ヴと呼ばれるこの経験、個人的には月に一度はあるでしょうか。

今回ご紹介する『Coast to Coast AM』のゲスト、心理学者ヴァーノン・ニッピ博士(Dr.Vernon Nippe)はデジャ・ヴ研究の権威の1人です。
ニッピ博士の研究成果によれば、デジャ・ヴはその原因によって分類分けすることができます。

まずは脳の疾患による場合で「側頭葉てんかん」や「統合失調症」との関連です。
これらは以前から知られてはいますが、実際にはそれほど多くの患者がデジャ・ヴを経験するわけではないとのことです。
二つ目は「主観的な超常現象」で、いわゆる正夢に近いものです。
目の前にある光景を見たことがあると感じ、しかもこれから何が起こるかまで完全に予知できるような場合です。

ここまではあまり馴染みのない人が多いでしょうが、健常者でも起こるのが「左右の脳の情報伝達のラグ」によるものです。
例えば、目の前のリンゴを右側の脳が認識しているのに、何かの加減でこの情報が左側の脳に伝わらなかったとします。
それから、少し遅れて左側の脳にリンゴの情報が入ってきた時に「このリンゴ、前に見たことがある」と認識するわけです。
(デジャ・ヴ体験の時に少し頭がクラクラするので、僕の場合はこれが原因な気がします)

また、心配事があるときにもデジャ・ヴ体験を引き起こすことがあるとニッピ博士は指摘しています。
例えば、仕事の面接受けることになった時、緊張しつつ採用担当の待ち受ける部屋に入った瞬間にデジャ・ヴ体験が起こるような場合です。
実は日頃から自室でカレンダーの面接の日付を気にしていたところ、面接室にかかっているカレンダーで同じ日付を見たことから「以前この光景を見たことがある」と錯覚したのです。
これは深層意識が「この経験は初めてじゃないから大丈夫だ」と自分を安心させようとして起こる心理的な現象です。

デジャ・ヴが起こった時に何が原因かを知ることによって自分の今のコンディションを探ることも大切だとニッピ博士は言っています。

過去記事『米ラジオ番組『Coast to Coast AM』を聴くには

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※web小説‐伝承軌道上の恋の歌‐初めから

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