Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

笑いとはなにか?

2014-05-07 23:13:27 | コラム

テレビ番組で小保方氏のモノマネを放送し炎上(リアルライブの記事より)

今を遡ること30年前、日本航空350便が墜落する事故がありました。
死者24人を出した大事故だったのですが、その原因となった機体の「逆噴射」が話題となりました。
その年の流行語ともなったこの「逆噴射」、当時のバラエティで取り上げられることもあったようです。
今だったらちょっと考えられないですが、昭和の御代は色々といい加減なところがありました。

ビートたけしさんいわく「笑いとは暴力」だそうです。
確かに笑いとは何かを馬鹿にすることで生まれます。
人や物事を馬鹿にするか、そうでなければ自分を馬鹿にします。
意図せず人に笑われて気分のいい人はいませんから、やっぱり笑いは暴力です。

一方で、笑いとは「理不尽」や「不条理」になことが起きると生まれます。
歩いている人がいきなり転んだり、言い間違いで笑いが起きます。
変に心配されたり注意されるより、笑われることでその場が収まることも結構あります。

例えば、ホスト風芸人ヒロシさんは自虐的な笑いが受けていました。
しがないホスト時代の自分をヒントに、日常の失敗談を笑いに変えます。
ネタもちょっと悲しい出来事だったりするのですが、ヒロシさん自身笑われることで救われている気がするのです。
観ているこちらも笑うと同時にどこか癒やされている面もあります。

笑いとはこうした「理不尽」や「不条理」に対する「救い」の面というのもあります。

「暴力」を「救い」の両面は、その対象となる人や対象とする人によってどちらに転ぶかは様々です。
上記事の小保方さんはきっと前者と受け取られたのでしょう。
けど、こればっかりは時代やする人のニュアンスによって真逆に受け止められることもある難しい問題です。

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