6日間一度も目を覚まさない「眠り病」が拡大中…カザフスタン(マイナビウーマンの記事より)
高校一年の時のクラスメイトT君は、一時期ちょっとした縁起物でした。
というのも中日の先発投手のローテーション並の頻度でしか学校に現れないからです。
別に素行に問題があるような生徒ではありません。
彼は「眠り病」にかかっていたのです。
聞けば、夜も早めに寝るのですが、次の瞬間目覚めるとすでに昼の二時や三時になっているのだそうです。
頑張って学校に来ても授業中机に突っ伏していることが多かったです。
かくいう僕も、がちがちの無職だった頃、目覚めた外の仄明かりが朝日か夕日か分からないことがよくありました。
でも、病気となれば話は別です。
「ナルコレプシー」なんて言葉もなかった頃でしたから、T君のことをちょっと奇異に思ったものでした。
大人になってとある会社で働いていた頃、思えば似た症状の女性がいました。
自分のデスクで事務仕事をしていると、時折頭ががくっと落ちては立て直すを繰り返すことがあるのです。
普段からゆるふわな不思議ちゃんだったので、周りも妙に納得して強くは注意してませんでした。
が、思えば彼女も「ナルコレプシー」だったと思います。
僕自身、自分の企画の発表している時にこっくりこっくりされ、むっとしてしまったことも今では反省しています。
さて、T君はというと、高校も二年次に上がる頃には毎日学校に来るようになっていました。
彼を悩ませた「眠り病」が全快したのです。
後に本人が回想したところによれば、やはり一種のうつ病だったということです。
一気に回復するわけではないかもしれませんが、生活環境を変えたり日々の積み重ねで治すことは可能のようです。
周りにそういう人がいても、決して怠け者扱いせずに、きちんと理解されるようになればいいなと思います。