扉をたたく人

シネモンドさんにご紹介いただいた（ジャンベつながりで(笑)）、「扉をたたく人」という映画を見に行きました。

皆さんご覧になりましたか？

奥さんに先立たれた大学教授の孤独なおじさんと、シリアの不法移民のジャンベ奏者の青年が、ジャンベの楽しさを通して、孤独なおじさんがその青年と心を通わしていくんだけど、、、

地下鉄で、無賃乗車していないのに疑われて逮捕され、不法移民だということがばれてしまって、この映画の芯の部分に触れていく・・・って感じかな。

ニューヨークが舞台だったので、２年前に行ったＮＹの地下鉄のホームを思い出した。そういえば、地下鉄であんなふうに楽しそうに音楽やパフォーマンスをする人がいたなぁ。

とてもいい映画だったと思う。
不法移民について考えさせられる映画だった。

そういえば、以前、アメリカでヒスパニック系の不法移民が問題になっていたし、日本でも、フィリピン夫婦が不法滞在していて国外退去、娘だけが在留が許可されたというニュースがあった。

映画を見て、強制的な国外追放というやり方は良くないと思ったけれど、やっぱり不法滞在は良くないと思う。自由な生活を送るには、やはり、ある程度の規則(決まり)がないと個々の自由が守られない。不法滞在者が増えると、治安も悪くなると思う。

ニューヨークの短い滞在で、印象に残った出来事があったんだけれど、
ガラガラの電車の中で一人の黒人男性が歌いだして、そこの近くに座っていた何人か人たちが手をたたいて一緒になって音楽を楽しんでいたこと。急にその空間がパフォーマンスの場所になって面白かった。

日本では、電車の中は静かにしていなければならない(他の人に迷惑をかけてはいけない)というマナー(決まり)があるので、携帯電話で話すことも難しい。でも、本を読むには最適な空間だけど。

自由を象徴する自由の女神。

そして、

アメリカ人が考える、真の「自由」ってなんだろう・・・。