汗と涙の着物生活 

突如着物に目覚め、ついに着物作成に挑戦。着付けに涙し、とどまらぬ物欲に冷や汗の毎日。

おしゃれは下着から?

2010-03-13 | お買い物
着物を着始めたときにショックだったのは下着のこと。
まず補正につけるものの多さとそのダサさ。

私の場合、道具を買うわけではなく、着付けの先生が教えてくださった自作補正用具を使っている。腰回りに巻くものと、帯のたれ下にあてる腰パットのようなものを、タオルを折りたたんだりして自分で作った。しかも、この材料となったタオル、先生が「薄手のものがよいのよ」といわれたので、商店名が入ったどこかのいただきものを使っている。
帯をぐるぐる回しながらほどいて「あれー!」といわれるのは、夫によると"男の夢”らしいが、脱がせた着物からこんな補正具がぼろぼろと落ちてきたらば、百年の恋もさめるに違いない。

補正ではない下着も、昭和的センスといったら良いのか、「シュミーズ」という死語が思い浮かんでしまうような白の綿にレースがついたものが多い。そうした下着のパッケージには、なぜか決まって、バブル期に見られたような前髪がぐるんと立ち上がった和装ヘアに太い眉のメイクの女性の写真が載っている。

ネットで検索して、できるだけダサくないものを購入していたのだが、ある日これは!というものが見つかったのだ。それがこれ。

 <Wafure カメリア:写真は残念ながらアタクシではございません。awaiさんのHPから>

ある若い日本舞踏家の女性が、どうしてもと思い立って開発された「Wafure」という下着シリーズ。六本木のawaiというお店で扱っている。awaiさんのブログでこの下着を知ったわたくし、発売以来、虎視眈々と実物を確認できる機会を狙っていたのであった。で、本日サントリー美術館に行ったついでにちょっと時間があったので、足を伸ばして、覗いてきたのである。

うーん、写真で見る以上に、実物は繊細な印象。裏地に貼った生地も驚くほどやわらかく、あたくし思わずお財布の紐を緩めちまった次第。

私の買ったのは、三種類あるうちの「カメリア」というもの。柔らかものを着たときに、上胸のボリュームが出るようにしたいと希望を伝えたところ、おかみが薦めてくれたものだ。

それ以外にも「バラ」「ポピー」とあり、レースの柄だけでなく、機能性も用途に応じられるようになっていた。

 
<左が「ポピー」、右が「バラ」>

このシリーズは和装ブラとショーツだけだけど、肌着や裾よけには、こちらの「キモノランジェリー」を検討したいと思っている。お店、覗いてみたいと思いながら、なかなか青山方面に活けず、いまだ縁なし。
↓「saraca de sarasa」
http://saraca-de-sarasa.com/kimono.html

梅や桜の帯も「椿(カメリア)」に化けちまったい。
来年までお預けだー・・・。

最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
下着 (Ricky)
2010-03-15 00:00:02
下半身はともかく、上は「さらし」はいかがですか? 「さらし」を巻くことをお教えした方は、ズッと続けていらっしゃいます。
決してダサいとは思えないし、洗濯も簡単!
返信する
オシャレですね (神奈川絵美)
2010-03-15 01:10:07
こんにちは。探せばこんなにオシャレなものがあるのですね。あの、現実的な話で恐縮ですが、肌に当たったとき痒くなったりはしませんか? レースで以前そういう思いをしたものですから…よかったら使い心地など教えてください
返信する
さらしか! (はつき)
2010-03-15 09:15:10
Rickyさん、私はさらしを巻く方法はしたことなかったです。洗濯が簡単というのは良いですね。ところで、着付けている間に落ちてきたりしないんでしょうか?私は、体形のせいか?バスタオルを巻いていても安定せず、落ちてきちゃうのです。
返信する
洋服下でもよいかも (はつき)
2010-03-15 12:07:31
絵美さん、こちらは、まだ着用にはいたっていないのですが、レースの件、ちゃんと確認しておいおいブログにてレポートします!
awaiのおかみのお話だと、デリケートな時期にも大丈夫なよう素材を選んでいるとのことでした。そのことも購入した大きな要因です。
返信する
さらし (Ricky)
2010-03-15 23:09:34
"awai" さんお奨めの下着、確かに素敵ですが、三番目の上腕部まで達するものは避けた方がいいように思います。

「さらし」を巻くのは、お水系の芸者さんやホステスさんではごく普通です。

神輿を担いだり、太鼓を叩く女性も「さらし」を巻いていますが、あれだけ激しい動きでも緩んだりすることはないはずです。

きものを着る場合でしたら、三巻きぐらい。 二つに折って使う人もいますが、別に折らなくてもかまいません。

確かに最初は緩んだりしますが、そのまま胸を包見込むように工夫してみてください。 次第に慣れていくはずです。

しっかりと汗を抑えて、きものを傷みにくくしますし、とりわけ胸元がスッキリと仕上がるのではないでしょうか? (以上、「ますえ先生からのアドバイスです。)
返信する
さらし (はつき)
2010-03-16 07:37:29
Rickyさん、さらしのこと、詳しく教えていただきありがとうございます。確かに御神輿担ぐ女性も巻いている!かなりしっかりしてそうですね。汗対策にも良さそうですね。何より、上にはフェミニンな着物だけど、その下はきりっとしたさらし姿というギャップがちょっといい感じです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。