こんばんは(^^) azurです。
かなり久しぶりの
「ネタがないので、昔編んだ服をタンスから引っ張り出してこよう」シリーズの第……
……えーっと。何回目だろう。
11回目だと思います。多分。 ←過去記事数えた。
今回は赤い服2着を載せさせていただこうと思います。
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真っ赤なプルオーバーです。
これ↑が前側で、後ろはこちら↓。
着丈はちょっと長いめ、70cmくらい。
模様を減らしてAラインを作っています。
ウエストでいちばん幅が狭くなるようにしてますね。 ←編んだのが昔過ぎて、他人事な物言いになっている。
そこから上は、模様編みの大部分をメリヤス編みに変えて、幅広にしてる感じですかね。
前側の模様編みアップです。
おお。なかなか複雑なこと編んでますな。 ←他人事。
相変わらずねじり目編みが好きですなぁ。多用してるやん。
糸はダイヤゴールドの真紅を使っています。
ダイヤゴールドは毛100%、1玉50gの定番糸。中細な太さです。
色展開が抱負で、滑りも良く、とても編みやすい。大好きな糸です。自分のもので冬物を編むときは、ほとんどこの糸使ってると言ってもいいと思う。
針は棒針2号です。
私の編み手ではメリヤスのゲージが44目48段という ←10cm✕10cmの編地を編むのに44目48段が必要ということです。
とてつもなくめんどくさい糸ですが、
編み手が軽いのでシャッシャカ編めます。
太い糸はザクザク編めて、すぐ仕上がるけど
編み手が重いからねー。
そもそも針だけでも太くて重い。手がコル。
私はどっちかと言うと細い糸を細い針で編む方が好きです。
まあね。
あんま太い糸で服を編むと、厚地になるでしょ。
スレンダーなお方々ならウツクシク着こなされるんでしょうけれども
私が厚地の服着ると、もっこもこのダルマになっちゃうからね。赤だしね。ガチだるまさんですわな。
もう何年前になるだろう。
20年は経ってるな。
イヤ、結婚してたかな。なら、15年前くらいなのかな。
伯母(父の姉)から植物園に行こうとお誘いがあったとのことで
「おまえも行くか?」と、父が電話くれたんですよね。
で、その日に着ていこうと思って、1週間くらいでガガガと仕上げたような記憶があります。
その頃はまだデジイチ持っていなくて、フツーのデジカメだったんですけど
充電池なくなるまでガンガン撮ったっけな。
熱帯の睡蓮がとても綺麗でした。 ←他はあんま覚えてない。
うーん。
蘭の展示即売会やってた気がする。
父が
「azur、(並んでいる蘭を)全部写真撮れ」
「えー? これ全部?」
「撮れ撮れ撮りまくれ」
眺めるのもそこそこに、パシャパシャパシャさせられた記憶がよみがえってきました。
うーんそんなこともあったなぁ。
撮った写真は、後日ウチのプリンターで印刷して、父に渡したんだと思いますが
役に立ったんだか どうなんだか。
100枚以上あった気がするけど。
……と、まあ、そんな思い出(?)の服です。
何しろ慌ててて、間に合わせるために「アレも省いてココもシンプルにして」と
ものすごく出来合いというか とりあえず仕上げたぜというか
そんな印象があります。
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そのせいかどうにも満足できなくて、その直後にまたも赤いプルオーバーを編みました。
それがこのプルオーバー。
糸は同じダイヤゴールドの真紅です。針も同じ。
着丈は、先程の服よりも少し長いめだと思います。
後ろ側は
↑こんな感じ。
1着目の赤いプルオーバーとは逆の発想で
編み始め(裾)にメリヤスを入れ、そのメリヤス部分を減らしてAラインを作り、上半分は全面模様編みにしていますね。
メリヤス部分に、雪模様をクロスステッチで刺繍しています。
上の方が小さくてだんだん大きくしていってます。
雪が降ってくる感じを表現したかったんだと思う。昔過ぎてはっきりしませんが。
雪模様は2種類。
いろんな色使ってるな。
白、黒、こげ茶、カラシ色、黄緑、明るい紫、淡いグレー。7色ですね。
カラフルな雪ですなぁ。
こういう色合わせが好きでよく使います。
大昔(多分35年くらい前)に編んだスウェーデンチェックのセーターというのがあるんですが
そのときに覚えた色合わせです。
余談ですが
その「スウェーデンチェックのセーター」は、もう手元にありません。多分上の姪にあげたんだと思う。昔過ぎてよく覚えていませんが。
おそろいで編んだスカートは、手元に残してるかな?
時間があったらタンスを捜索してみます。
スウェーデンチェックのセーターは
いろんな意味で、ひとつの起点になった作品です。
あれを編んで、チェック模様を手編みでやってみることの楽しさを知りました。
もともとチェック模様が大好きだった。
それを手編みで、好きな色合わせで、思い浮かぶままに、自分自身で作れるという面白さ、楽しさ。
一時はいろんなチェック模様を考案して、夜な夜な色遊びに興じたものでした。実際に編んだのはほんの一部でしたけど。
もうひとつは「あ、この色合い、めっちゃ好き」というのを見つけることができたことですね。
こげ茶色、リーフグリーン(黄緑)、明るい紫(ラベンダー色)、生成り色
この4色を合わせた感じが、私はとても好きなのだと知ることができました。
今もよく使う色合わせのひとつです。
お話戻って、
メリヤスの編地にクロスステッチ刺繍というのも好きで、よくやってます。
クロスステッチ用の布地とは違い、メリヤス編地は、原則的にタテよりヨコの方が広くなります。
同じ目数段数 例えば10目10段のメリヤス編地だと、ヨコに広い長方形になります。編み目はタテよりヨコの方が広いからです。
だもんですから、
正方形な刺繍模様をそのまま編地に刺繍するとヨコに広い長方形模様になりますし、円はヨコに広い楕円形になります。
編地に刺繍をしたい場合は、目数と段数の違いを計算に入れておく必要があるわけです。
なのですが、
私は、そんなシチめんどいことはスルーするタイプなので
まあいつも適当にやったらかしてる感じですね。
上部分の模様編みはこんな感じ。
位置と方向を変えた縄編を並べてる感じです。
私はタテ模様が好きなので、服にはたいていタテ模様を入れます。
あと、一見複雑そうに見える模様も好き。
コレ↑なんか、やたらごちゃごちゃしてて複雑そうに見えますが、同じことの繰り返しなので編み方としてはシンプルです。
またも余談ですが
私は、棒針編みではメリヤス編みがいちばんキライです。
いちばんシンプルな編み方は、編み目の不揃いがはっきりわかるからです。
そういう意味ではメリヤス編みが最高に難しいと思います。
かぎ針編みなら鎖編みや引き抜き編みがそれに当たりますかね。
シンプルであればあるほど、難しい。
ごっちゃごちゃ模様が入ってたり、違う色をアクセントに使ってたりすると、どうしてもそこに目が行くのでね。編み目ひとつひとつが目立たなくなるんですよね。
このプルオーバーでも、パッと見、まず雪模様に目が行くと思う。それから模様編み。
アクセントは目を惹くためのものですから、ちゃんと仕事してくれてるってことかなと思います。
メリヤス編みだけとか 全部一目ゴム編みとか 延々ずーっと続く細編みとか
そういうの、ホント苦手。
模様好きです。
目数や段数を数えるのが大変だし。模様があれば数えやすいんですよね。
首はオフタートルにしています。
母がね、好きなんですよオフタートル。
私的には、タートルネックでないとヤダとか 丸首が好きとか Vネックに限るねとか 襟の有無とか
特にこだわりはありません。
オフタートルにすると
仕上がった服を見せたとき、母が必ず「ああやっぱりオフタートルええねぇ」と言ってくれるので
無意識にオフタートルにすることが多いです。
誉められたい欲求が強い幼児的発想かもしれません。
一目ゴム編みと、端はガータ編み入れて、なんかよくわかんない市松模様にしてるな。
服の裾や袖口にも同じ市松模様入れてますね。なんかよくわかんないけど、当時の私は入れたかったんでしょう。
若い頃に「azurちゃんは赤が似合う」と友人から言われたことがあります。
多分 イヤ90%(100%とは言いたくない、、、)お世辞だったと思いますが
バカ正直な私は真に受けて、大好きな色のひとつになりました。
朱赤も好きですが、どっちかというと真紅や深い赤が好き。
身につけると背筋が伸びる気持ちになります。
凛として、毅然と立ちたくなる。胸を張り、颯爽と歩いていきたい。
そんな色だなと思います。
では、今回はこの辺で。
またお会いできますように。