今年5月12日(土)より、プチ・トリアノンの庭園内にある王妃の館(Maison de la Reine, Queen’s House)が、一般公開されることになった。
↓ こちらが王妃の館の外観。プチ・トリアノンには、ルイ16世がアントワネットにプレゼントした建物が全部で11もある。これはその1つで1783〜87年に建設された。煌びやかだけど窮屈な宮殿生活に嫌気がさし、自然の中で癒されることを望んだアントワネットの好みがよく表れている。
↓ 家具類もとてもシンプル。ここでアントワネットはフェルゼンに会っていたかもしれない。部屋の外には、複雑な想いで警備をするオスカルがいて、傍らにはアンドレが…。19世紀初め、ナポレオンによって改装されたが建物の老朽化が進み、1848年以来一般公開されていなかった。今回クリスチャン・ディオールが修復資金援助を申し出て、約3年の歳月をかけて木製の螺旋階段や芝生、庭の野菜園、ファサードなどを再現。マリー・アントワネットの姪でナポレオンの2番目の妻であるマリー・ルイーズのベッドや、スペイン王カルロス4世がナポレオンに贈した貴重なオブジェクトなども飾られている。
今後ヴェルサイユ宮殿を観光する予定のある方は、時間に余裕があればぜひこの王妃の館に足を運んでみてはいかがでしょう?
↓ フランス語による90分間ガイドツアーが、10ユーロで実施されている。これはオンラインでの予約画面。
↓ またヴェルサイユ宮殿公式サイトオンラインショップでは王妃の館を修復するに当たり、建物の周囲を覆った幕をリサイクルして作ったバッグや小物類を限定販売中。
興味のある方は次をクリックしてください。(英語)
http://www.boutique-chateauversailles.fr/en/173-the-limited-series
読んでくださり、本当にありがとうございます。
実際この場所で暮らしたらどんな感じなんでしょうね? お手入れする人たちは大変だったろうなぁ。ゴミとかどうしたのかしら、と夢のないことを考えてしまいました。
話はかわりますが、昔、新聞で読んだ詩で、おかあさんをオスカル様に変えたら、アンドレ氏の気持ちじゃないかしら!と思ったので(笑)
『ぼくのやくめ』
ぼくは
おこっているおかあさんも
わらっているおかあさんも
どっちもすきだけど
やっぱりわらっている
おかあさんのほうがすきだから
ぼくがわらわせてあげるね
(水町祐陽くん・千葉県船橋市の幼稚園年中さんです)←当時なので今、何歳だろ?
>実際この場所で暮らしたらどんな感じなんでしょうね?
アントワネットはヴェルサイユ宮殿やプチ・トリアノン以外にも、王家所有の狩りの館等に短期滞在しています。あの時代、トイレの処理をするため作業が終わるまで、時々国王一家に宮殿を離れ、別の場所に移ってもらっていました。
>『ぼくのやくめ』
男の子の素直な気持ちが表れている詩ですね。アンドレはオスカルのすべてが好きでしたが、何と言っても笑顔が一番ですよね。水町くん、今どこで何をしているでしょう?