今年は日本とオーストリアが国交を樹立して150周年になる。既に都内では「クリムト展」が開催されたり、ウィーン発ミュージカル「エリザベート」が上演されるなど、オーストリアの文化を紹介するイベントが開かれている。両国の友好記念140周年だった10年前(2009年)は、「The ハプスブルク」と題し新国立西洋美術館でハプスブルク家ゆかりの絵画や工芸品が多数展示された。そして今年の秋、ウィーン美術史美術館所蔵のコレクションをメインとするハプスブルク展が再び開かれる。
会期:2019年10月19日(土)~2020年1月26日(日)
会場:東京上野 国立西洋美術館
↓ 今年の展示品の中でも目玉となっているのが、ベラスケスの「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ (1659年)」
ベラスケスが描いたマルガリータ王女の肖像画は、今で言うお見合い写真。マルガリータは、当時のスペイン王フェリペ4世の娘。父はさかんにウィーンのハプスブルク家に娘を売り込んだ。その甲斐あってマルガリータ王女15歳の時、11歳年上のレオポルト1世のもとへ嫁ぐ。けれど第6子を出産するとまもなくこの世を去った。享年21歳。
↓ マルティン・ファン・メイテンスが描いた「マリア・テレジアの肖像 (1745年~1750年頃)」
↓ ルブラン夫人が描いた「王妃マリー・アントワネットの肖像 (1778年)」アントワネットが22~
23歳頃の絵。
↓ ミュージカルでもおなじみの皇妃エリザベートの若い日を描いた肖像画。作者はヨーゼフ・ホラチェクで、タイトルは「薄い青のドレスの皇妃エリザベート(1858年)」 いったいウエストは何センチ?
他にもハプスブルク家600年の歴史を感じさせる絵画や工芸品が、多数出展予定。既に早割ペアチケットの申し込みが始まっている。この秋話題の展覧会になること間違いなし。
読んでくださり、ありがとうございます。
お元気でしたか?
久々の更新、とってもうれしいです。
ハプスブルグ展、見に行かなくちゃ。
またまた大混雑の予感が。
平日に行ったほうがいいですね~。
しかし、エリザベートのウエスト、細っ!!
そういえば宝塚で♪脅威のウエスト 50センチ~♪って歌われてますよね。
あんなにコルセットで絞められたら、何も食べられなくなりそう。
今の時代に生まれてよかった(笑)
私も是非、足を運びたいなあ。情報をありがとうございました。
久しぶりのご登場に、まずは「おかえりなさい」とお伝えさせていただきます。
早々に『芸術の秋』情報をありがとうございます。こういった情報に関する、りら様アンテナがキャッチする速さにはいつも敬服いたしております。
やはり、トウキョウは遠いなぁ、とこのような催しがある度に痛感しおりますが、今後もどうかりら様のペースで素敵な情報を下さいませませ
梅雨時期なのに、傘の出番が少ないです。りら様お住いの地方はいかがですか?
お体にお気をつけてお過ごしくださいませ
>平日に行ったほうがいいですね~。
(自分も含め)日本人って「ハプスブルク展」や「ロココ展」「ルーブル展」などが好きなので、忘れたころになると、これらのイベントがありますね。集客が見込めるのでしょう。まりまりさまのおっしゃるように、混まない日時を狙って、見に行こうと思います。
>あんなにコルセットで絞められたら、何も食べられなくなりそう
骨盤が歪んでいたのでは?と思います。どこかにひずみが来るのではないでしょうか?自分の美貌に相当自信があったから、衰えるのが嫌だったでしょうね。美しく生まれついた人には、それ相当の苦労があります。平凡で良かったです。
>私も是非、足を運びたいなあ
会期が約3カ月あるので、あまぞうさま、ぜひお出かけください。ウィーンまで行くことを思えば、日本でこれだけ鑑賞できるのはありがたいことです。次はいつまた、こうしたイベントがあるかわかりませんし。
年度末に異動したので環境が変わり、なかなかPCに向かう時間が取れませんでした。
>やはり、トウキョウは遠いなぁ
TBSがスポンサーなので、宣伝も兼ねて系列局で「ハプスブルク展」の特集が放送されると思います。中野京子さんあたりが、解説者として出演しそうな予感がします。
>梅雨時期なのに、傘の出番が少ないです
最近は梅雨よりも、7月~8月のゲリラ豪雨のほうが、大きな被害をもたらします。今年は水害がないことを願っています。
これからものんびりペースでの更新になりますが、お付き合いいただければ幸いです。ありがとうございます。
最初のベラスケスの絵を見ると、ラヴェルの「なき王女のためのパヴァーヌ」思い出しました・・・・小さな王女が静かに踊っている・・・というのが好きです。この絵のの衣装もちょうど孔雀のようで この絵を見たのかな、ラヴェルは?とも思いました。
>この絵を見たのかな、ラヴェルは?とも思いました
今Wikiで検索したところ、ラヴェルが1899年に作曲した「なき王女のためのパヴァーヌ」は、彼がルーブル美術館を訪れた時、ベラスケスの描いたマルガリータ王女の肖像画を見て、インスピレーションを得たという説もある…とありました。マルガリータ王女は、どんな想いでウィーンに嫁いだのでしょうね?国王はスペイン王家の豊かさを示すため、王女の手持ちのドレスの中から、最高のものを着用させて、肖像画を描かせたのでしょう。
15歳で、本人の意思と関係なく政略結婚…今なら絶対に「虐待」と言われそうです。
>忘れた頃に、ヨーロッパ史や西洋美術好きのツボを刺激するのが、何とも言えません
そうなんですよ。最近はなかなか海外に行くことができないので、こうしたイベントは本当にありがたいです。
>『マリーアントワネットの暗号 解読されたフェルセン伯爵との往復書簡』、河出書房新社から出てます
実はこの本が出版されてすぐ、読み始めましたが、恥ずかしながらまだ完読していません。伏字の部分やこれまで未解読だった箇所を解読し、話題になりましたね。暗号は何パターンもあり、解読するためのルールを双方が知っていなければならず、これはなかなか大変だと思いました。
>若い頃と中年期のアントワネットの境遇の激変ぶりにびっくりさせられますよ
鍋鶴さまからのメッセージを読み、この本を完読したくなりました。