Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

マリー・アントワネット展 (7)

2016-11-23 11:59:47 | つぶやき

 森アーツセンターの「アントワネット展」は混雑している時、公式サイトのトップ画面に「現在の待ち時間」が表示されるようになった。10月25日のオープンからほぼ1カ月経過。見学者が増えてきているのだろうか?

 第8章 「マリー・アントワネットのセーヴル磁器の食器セット」

 セーヴル磁器はポンパドール夫人やルイ15世が出資し、パリとヴェルサイユの中間に位置するセーヴルの町に王立窯を作り、「国王の青」「ポンパドールのばら色」と呼ばれる美しい釉薬を塗った磁器を次々に送り出したことで有名。

↓  一見、日本の焼き物に見えるこのお皿。マリー・アントワネットが1777年、王立セーヴル磁器製作所がヴェルサイユ宮殿で開いた販売会で食器セットとして購入。伊万里焼のような装飾が施されたこのセットの名称は「日本」で、現在は個人蔵。この時期ヨーロッパに中国や日本からの陶磁器が多く出回っており、エキゾチックな雰囲気に惹かれた陶芸家たちが、アジアン・テイストを真似て作ったのかもしれない。

↓  私の大好きな矢車菊(英名 cornflower)と真珠をモチーフにした食器セットも展示されていて感激。これもセーヴル磁器。サラダボールや平皿などを展示。磁器の良いところは、繊維・織物類と比べてあまり経年劣化が見られないこと。破損さえ気をつければ、ほぼ作られた当時の姿のまま何年も何百年も生き続けることができる。

↓  プチ・トリアノンの庭園にはたくさんの矢車菊が咲いており、アントワネットはそれらを摘んでブーケを作っていた。この花の青さは、アントワネットの瞳の色によく似ていたとか。

 他にもアントワネットがスウェーデンのグスタフ3世に送った食器セットが展示されていた。レモンを入れる船型の皿、ウォータークーラー、ポタージュ用の皿、バター容器と受け皿、リキュール・クーラーなど磁器を見ていると改めてフランス宮廷の食の豊かさが感じられる。

 読んでくださり、どうもありがとうございます。



2 コメント

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名古屋のアントワネットです (杉藤真弓)
2017-01-09 16:57:25
こんにちは☆
私もベルばら大好きです。
しかも、森ビルのアントワネット展は、10/25の初日、名古屋から始発に乗り、一番乗りでしたよ☆先頭に並びました!!
実際は、もうすでに大勢いらっしゃってましたが、寒いのでビルの中で座っていらっしゃって、私は1人で頑張って並び、見事先頭の看板の前に立ったのです☆

来年は、ヴェルサイユ宮殿の舞踏会にも参加します

どうぞよろしく☆
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杉藤真弓さま (りら)
2017-01-09 23:33:16
初めまして。コメントをありがとうございます。

「アントワネット展」は、入場者数が20万人を超えたとか。杉藤さまは、そのトップを切って入られたのですね。本当にアントワネットがお好きなのですね。

>来年は、ヴェルサイユ宮殿の舞踏会にも参加します

 今年でしょうか?人気があるイベントのようです。ぜひ楽しんできてくださいね。
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