
理系男子の夫ルイ16世の影響なのか、アントワネットはブレゲの時計に見られるように、メカにも興味関心を寄せていたらしい。そんな彼女が購入したからくり人形の出来栄えの見事さに感動してしまった。
↓ 1772年、ドイツで時計職人のピエール・キンツィング(Pierre Kintzing)とデヴィッド・ロンゲン(David Roentgen)が制作した仕掛け人形は、人形本体の美しさもさることながら繊細な音楽を奏でるメカニズムの素晴らしさに、この時代の職人たちの高度な技術力が見て取れる。音楽好きなアントワネットがこの仕掛け人形を見たら、買わずにはいられないだろう。人形の高さは約45cm、8曲演奏できるとのこと。フランス革命期の動乱で傷んでしまったが1864年、完全に復元された。
↓ もしかしたらこの人形のモデルはアントワネット自身?演奏中、首を動かす様子はまるで生きている人間のようなリアルさを感じる。髪型やドレスはアントワネットの肖像画を参考に作ったのだろうか?今では価格をつけることは不可能だろうなぁ。現在この仕掛け人形は、パリ工芸博物館(Musée des arts et métiers)に展示されている。
↓ こちらの動画サイトで約2分間、アントワネットも聞いたであろう演奏を聴いて、しばし18世紀に生きた優雅な王侯貴族の気分に浸ってください。
https://www.youtube.com/watch?v=75CXFwgslsY
読んでくださり、どうもありがとうございます。
精巧にできたからくり・・・みごとですね
動画をみて・・・えっ この音はグラスハープ??とおもったらイントロの部分でした・・・(笑)
ピアノともチェンバロとも違う不思議な響き
バロック音楽の香りがしますね
楽器の形はチェンバロで・・・音の出し方はツィンバロン・・・ですね
ツィンバロン…初めて聞く名前です。あの時代、このような楽器が主流だったのでしょうか?優雅でゆったりとした気分になれますね。アントワネットから見たら、21世紀と私たちは、ずいぶん慌ただしい日々を、送っていると思われているでしょうね。