Vばら 

ある少女漫画を元に、エッセーと創作を書きました。原作者様および出版社とは一切関係はありません。

ゼクシィ2月号 愛と波乱の結婚準備 ダンドリBOOK (3)

2014-12-28 13:19:19 | つぶやき

 ゼクシィ2月号発売から約1週間経った。池田先生とリクルートが企画・制作した今回のダンドリBOOKは、これから結婚式を挙げる、あるいは将来結婚するであろう若い人たちへの指南書として、わかりやすく上手にまとめられている。

 写真はベルサイユ宮殿内の礼拝堂。ここでアントワネットとルイ16世は式を挙げた。次の写真は2階からみたところ。白がメインでとてもすがすがしい教会。

 ゆっくりとダンドリBOOKを読み返す。「オスカルは母上に、どんな手紙をしたためたのだろう。」産んでくれてありがとう。育ててくれてありがとう。お二人の子どもで良かった---など感謝の気持ちがたくさん込められていると思う。この手紙を式の前夜に書いているオスカルは、いったいいつ母上に手渡したのだろう?

 ダイジェスト版を読むと、婚約指輪は二人でショップに行き、オスカルに選ばせた---とある。収入はおそらくオスカルのほうが上。そのあたりを察しオスカルはアンドレに恥をかかせぬよう、アンドレのプライドを傷つけぬよう、指輪を選んだことだろう。結婚後のオスカルのフルネームは、オスカル・フランソワ・(ド)・グランディエになるのかな?

 いつも戦を共にしている連隊の兵士たちに、二次会の幹事を依頼。民衆も気軽に参加できるカジュアルな二次会を企画してもらった---と書かれているので、ここではアランが大活躍したはず。居酒屋のような場所を貸し切って、歌あり踊りありの宴会が一晩中続いたはず。オスカルはドレス姿でアンドレとはもちろん、他の男性たちとも気軽にダンスに興じただろうか?

 ウェディング・ドレス以外にも、別撮り用のドレスも作ったオスカル。そのきっかけとなったのは「美しいよ---オスカル」と言ったアンドレの言葉。あぁ、彼ならこういう表現をサラリと言いそう。原作でもサン・ジュストの美貌に茫然としたオスカルに、ぬけしゃーしゃーと「あはん。お前のほうが ずっと美人だ。」と言ってしまうくらいだから。オスカルはアンドレの讃辞に上手く乗せられて、どんなドレスを着たのだろう?

 こうした結婚情報誌が指南する結婚式もいいけれど、逆に手作り感いっぱいの、ごく親しい人のみを集めた内輪の結婚式も、二人には似合う気もする。ジャルジェ夫人が丹精込めて縫い上げた手作りのウェディングドレス。ティアラとネックレスはジャルジェ家に代々伝わるものを着ける。アンドレの式服は、将軍が自分の結婚式の時に着たものを、クローゼットから探し出してきて貸した。ジャルジェ邸の庭に咲いていた花で飾った式場、ロザリーとばあやが何カ月も前から考えたコース料理は、二人の好物がメインになっている。アンドレは手作りリングピローのみならず、ケーキも自分で焼いていたとか。 そんな心温まる式もまたいいのでは---などと考えてしまった。でもこれではリクルートの企画としてボツだろうな。でもこんなふうに、あれこれ楽しい妄想が広がるのも、今回のダンドリBOOKの良いところ。

 さて昨日、新宿伊勢丹前を通りました。

http://s.fashion-headline.com/article/img/2014/12/24/8980/103737.html

既にショーウィンドウには、「ベルばら」と花札をコラボしたディスプレーが飾られています。ガラス1枚1枚が大きくて、圧倒的な迫力です。すぐそばで見るより、少し離れた所から見るほうがいいかもしれません。「マーガレット」「ゼクシィ」「SPUR」など、自分の柄でもない雑誌を買うことに、抵抗感はなくなってきましたが、さすがにあの雑踏の中でキャラたちの写真を撮る勇気が出ませんでした。しかし---絶対に記録に残したいと思います。作戦を考えます。こんな私でもまだ羞恥心が残っていました。

 こちら「ベルばら」webおみくじです。札をめくると----。ネタばれになりますので、皆さま、お楽しみください。(1月6日までです。)

http://www.miguide.jp/2015/omikuji.html

読んでくださり、ありがとうございます。 



6 コメント

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頑張って! (鈴蘭の精)
2014-12-28 14:56:25
私は、大阪住まいのため、東京圏でのイベントには一切参加不可能です。
遠く離れている私達の分も、作戦考えて、写真ゲットしてください。応援します。
案外、年末、雑踏に紛れやすいので、チャンスかもしれませんU+203C
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鈴蘭の精さま (りら)
2014-12-28 19:27:09
 コメントをありがとうございます。今年9月~10月に東京・六本木で開催された「わたしのマーガレット展」は、東京のみの公開が惜しい、とても見どころのあるイベントでした。他の都市からも開催希望が多いため、現在再公開を検討中とのことで、何か決まり次第、公式サイトで発表するとあります。ですから来年、関西や東北・北海道、九州・四国などでも開かれるといいですね。何より来年は「オル窓」連載開始40周年です。マーガレット展で見たイラストの美しさに魅せられたので、ぜひ来年は「オル窓」の原画展をやってほしいです。

 伊勢丹前はとても人通りが多く、しかもガラスが反射してなかなか良いアングルを狙うのが難しいですが、やってみます。一番良く撮れているのは、ブログに貼り付けたURLの写真だと思います。
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伊勢丹 (サンボ)
2014-12-28 19:36:24
ウィンドウが綺麗に飾られてますね。前までいったら写メとるべきですよー。全然恥ずかしくないです。
人もいっぱいだし、おのぼりさんも今の時期いっぱいいそうだし…
ただ新宿までいく気力はないですけど。
お仲間連れていくといいのでは?

ロザリーの一人息子が、フランソワっていうのご存知でした?
ナポレオンとかエロイカとかに登場するみたいですが。近々確めてみたいです。
今は、「オル窓」文庫版3巻に読み進めています。読んだことあるのに、結構忘れていて、夢中になってしまってます。またまた夜更かしです。
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サンボさま (りら)
2014-12-28 20:19:00
 コメントをありがとうございます。「オル窓」文庫本第3巻の表紙絵は、ランプのそばでユリウスがオレンジ色の本を持ち、首を右に傾けているものですよね。この原画が「わたしのマーガレット展」に出展されており、あまりの美しさに見入ってしまい、ポストカードを買いました。でも原画の美しさには及びません。そろそろレーゲンスブルク編が終わるころですね。秋のジャンピング・キスの場面、とても感動的できれいです。(このシーンの原画も出展されていました。惹きつけられました。)今夜はウィーン編に進めそうですか?

 「栄光のナポレオン」には、アラン・ベルナール・ロザリーそして息子のフランソワが登場します。フランソワと名づけるあたり、さすがロザリーです。きちんと躾けられています。この親子の行く末は---。これから読む場合の、ネタばれになってはいけないので黙っています。
 
 伊勢丹、再度行ってみます。館内にも展示があるようなので、新年になってから再挑戦してきます。

 今夜も素敵な夜をお過ごしくださいね。サンボさまの好きなキャラクターはどなたでしょう?ユリウス?クラウス?イザーク?そしてロシア編に登場するあの方でしょうか? 
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Unknown (サンボ)
2014-12-28 20:45:39
文庫版、9巻まであるんですね。
結局、大人買いです。
MC は18巻まであったんですね。
13才の頃読んで理解出来てたんでしょうか。
表紙の絵とても可愛いですね。西本智実さんの帯がかかっていて、あまりみていませんでした。
「私のマーガレット展」ももっとしかっり見れば良かった!
クラウスを追いかけてあの、落ち葉のなかのシッカリ抱き合うシーンは絵画のように美しいです。
今は、ゲルトルートが犬に噛まれ死んでしまうシーンで家族に食事を与えるため、一旦お休み。
来年は40周年なんですか、何かしらイベントめいたことやってほしいです。
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サンボさま (りら)
2014-12-28 22:01:17
 コメントをありがとうございます。レーゲンスブルク編はマーガレットに、ウィーン編以降は月刊セブンティーンに連載されました。当時セブンティーンに連載が移ってからは、雑誌を買わなくなってしまいました。ですから私も大人になってから改めて「オル窓」を最後まで読み通しました。
 
 来年は可能なら「オル窓大事典」を復刻販売してほしいです。この本は今、絶版なので入手できないのです。あるいは「オル窓イラスト集(扉絵も含む)」を出していただけたら---とひそかに願っています。
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