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オスカルの母の名は、ジョルジェットであることが分かった今回のエピソード。ジョルジェット---聞き慣れない名前である。フランス語圏ではさほど珍し名ではないのだろうか?この名前を持つ有名人は他にいるだろうか?
ジョルジェット(Georgette)という名は、ジョルジュ(Geroge)の女性形。男性形のジョルジュは聞いたことがあるが、ジョルジェットはほとんどない。ショパンの恋人の名はジョルジュ・サンド。しかしこの名は本名ではない。男装して社交界に登場したこともある恋多き女性。わざとジョルジュにしたのだろうか?
東京日本橋にあるブリジストン美術館。昔行ったことある。上村松園の「序の舞」を見て、日本画の持つ何とも言えない透明感に魅了された。この美術館が所有している作品に、巨匠ルノワールの「座るジョルジェット・シャルパンティエ嬢」がある。これを描いていた時30代半ばだったルノワールは、売れない絵描きだった。あるとき、老舗出版社の社長で社交界でも注目を浴びていたジョルジュ・シャルパンティエから、娘の肖像画を依頼される。ルノワールにとってはチャンス到来である。娘のジョルジェットは何とも愛らしい少女。必死で取り組んだかいあって、社長のメガネにかない、ルノワールは合計7点の肖像画の注文を受けることになる。
もう一人の有名人はジョルジェット・ルブラン。(1875-1941)「アルセーヌ・ルパン」生みの親である小説家モーリス・ルブランの妹で、オペラ歌手かつ女優。晩年は作家に転じたとあるので、才能豊かな女性だったのだろう。
池田先生はオスカルの母の名前を、何にインスパイアされて「ジョルジェット」と名付けたのだろう?
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