1月22日に凱旋門ーシャンゼリゼ大通りーアレクサンドル3世橋ーを通りプチ パレに行きました。
プチパレについては過去にも書きましたのでまだご覧になっていない方はどうぞ参考になさってください。
https://blog.goo.ne.jp/at9071/e/2e06eb01b7de206b85d11731458698f5
今回はプチ パレで特別展をやっていた「フェルナン クノップフ」という画家について書きます。
私はこれまでフェルナン クノップフという画家を知りませんでした。見ていく中で、「グスタフ クリムト」ととても共通点があることに気が付きました。事実(グスタフ・クリムトを頂点とするウィーン分離派とも関係を深め、1898年、第1回ウィーン分離派展へ傑作『愛撫』を出品、クリムトの作風形成にも影響を与えた。)という資料があります。
というより彼の1枚の絵にとても惹かれました。
この絵は1883年に書かれています、その年は彼が20人委員会に所属し活発に活動し始めたころだと思います。
この絵はMadomoiselle Van Der Hecht といいます少女の肖像画ですが、フェルナン クノップフの象徴主義的は作風から離れて、印象派的な背景の中に少女がこちらを向いて座っています。正面から見る者を直視します。
何か不思議なまなざしです、表情からすると少し疲れたような、あきらめたような、雰囲気が魅力的です。
思わずづーっと彼女の中に引き込まれていってしまうような錯覚を覚えます。
この絵はベルギー国立美術館で見ているはずなのですが、まったく記憶がありません。
パリ プチ パレの特別展での気づきです。
絵の好きな人には笑われてしまいますね。
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