2021年77月訪問
ロダンを継ぐもの 碌山美術館 荻原碌山 安曇野 長野
上田を訪れた際に友人に勧められて訪問しました。
「碌山美術館」は「荻原守衛」の個人的美術館です。
ファサードは、古いカソリック風の造りになっています。
なかなか風情のある建物です。すきだな
『荻原守衛』は1879年に長野で生まれ、1910年に32歳で亡くなりました。
1901年にニューヨークに渡り、絵の勉強を始めます。
その後1903年にニューヨークからパリに行きます。
パリで『ロダン』の《考える人》を見て彫刻への情熱がわきます。
いつたんニューヨークに戻った後、再びパリに行きジュリアン彫刻教室で、
彫刻の勉強をします。
1907年に『ロダン』本人に会い教えを受けます。
《抗夫》(1907)
碌山28歳、この作品はちょうどそのころ作られました。
私は『ロダン』が好きでたくさんの作品を楽しんできました。
確かにこの作品は『ロダン』に触れられたという感じがします。
とても素朴で、少し憂いを含んだ表情です。
がっしりとした首回りと、盛り上がった肩がよく表現されています。
『高村光太郎』が訪れた際にこの作品を見て、いたく感動したそうです。