それではジベルニーモネの庭に入っていきましょう。
このシリーズはできるだけ画像をお届けしたいと思います。
ジベルニーの10月、紅葉も、咲き誇る草花もとても綺麗ですよ。
モネの庭にはこうした小路がたくさんあります、かつてモネが歩いた小路をこうして私も踏みしめているんだな、そんな思いが胸を占めます。其の両サイドには時々の草花が咲き乱れています。
そしてその草花たちを包み込むようにこんもりとした木々が優しい風景を作ります。
小路は小川とぶつかり、そのせせらぎが作り出す旋律とリズムが耳の中に入ってきます。
目と、耳とそしてせせらぎが作り出す音が私の心に平安をもたらします。
そしてその小川は池に流れ込んでいきます。
その池は、モネが何回も何回も描いたまさにその睡蓮の池なのです。
周囲の背高の木達、そしてその下には様々な色を競う葉っぱたち、ところどころに主やピンク、青などの花が彩を添えます。
モネはこの池のほとりに何枚ものカンバスを並べて時を取り込もうとしたといいます。
少し開いて撮ってみました、モネはこの庭のスイレンを時間を追って描いていきました、その時のその瞬間のスイレンは一瞬たりとも同じ顔をしていないでしょう。
彼は記憶の限りを尽くしてこの風景をえがいたに違いありますせん。
この時、この瞬間が彼の記憶に刻み込んでいく風景になぜこんなにモネがのめり込んでいったのか私には知る由もありませんが、この風景を見ていると何となく彼の気持ちが伝わってくるような思いに囚われます。