いろはにほへと

Corro atras do meu sonho.

水上人形劇。

2009年11月09日 | たびたび、旅に出る

相も変わらずベトナムの思い出話。

ベトナムに行ったら見たいものが2つあった。
マングローブの林と水上人形劇。
あいにくマングローブツアーは日本で問い合わせていて
訪ねることにしていた旅行会社があったんだけど、
ガイドブックが古かったらしく(でもせいぜい半年前発行)
どこかに移転していて見つからず。。。
ほかの旅行会社では一人でのツアー参加ができなかったので
やむなく諦めた。一人旅のツアー参加、意外と難しいらしい。

でももうひとつの方は、あきらめずにがんばったところ
なんとか見ることができた。
それは、水上人形劇!

こんな舞台がありまして、正面に水が張ってあるのです。



両サイドに民族楽器を演奏しながらセリフを言う役者さん達が並んでいて
全部で10話くらいの小噺が人形劇で繰り広げられるのです。
この人形たちがまたかわいらしい!
言葉は全部ベトナム語だけど、とっても楽しい。

こんなのや・・・(あ、これデカすぎ。本番の人形は30センチくらい)



こんなのが・・・(これもやたらデカかった)



ベトナムの民話みたいなのを次々と水しぶきを上げながら演じて
それはそれは楽しい時間だった。

もともとは北部ハノイの伝統芸能だったとか。
最近ホーチミンにも劇場ができて、連日大賑わいだそう。
観光客だけじゃなくて、地元の人たちにも大人気で
チケットは予約でぎっしりだという。

実は、ホーチミン最後の夜にこれを見に行こうと思っていて
チケット売り場に行ったら最後の一枚だけが残っているとのこと。
狂喜乱舞して「それ買います!」と言ったんだけど
なんと財布のお金が微妙に足りなかった。。。
しかもクレジットカードも使えない。。。
でも、日本ではイマイチ押しの弱いわたしも、ベトナムでは諦めない。
すぐにホテルに戻ってお金を取ってくるからどうかわたしのために
その席をキープしてもらえないかと、ヘンな英語(でも気にしない必死だから)で交渉。
窓口のお姉さんも哀れに思ったのか「じゃあ20分後にお金もってきて」と交渉成立。
ダッシュでホテルと売り場を往復してなんとかチケットを買えたのでした。
やれやれ。なにやってんだか。。

ステージの最後に、人形を動かしていた人形師さんたちが
全員登場してごあいさつ。
全部で6、7人くらいいたかな。
みんな全身びっしょり濡れてるわけでもなかった。
どうやって人形を動かしていたのかは、いまだに謎。

次はぜひ、本場ハノイで見たいなあ。
これは今回の旅の中でもかなり上位にランクさせたいくらいのお気に入り!


【ベトナム/一人旅/ホーチミン】

ベトナム寺。

2009年11月08日 | たびたび、旅に出る

ベトナムでは約8割が仏教信仰とのこと。
こういうとこもやっぱり親近感を感じてしまうんだな。
ちょっと中国の香りが強そうなつくりのお寺も
なんだか懐かしさを覚える。
チョロンという地区の「ティエンハウ廟」に行ってみた。
オート設定なのに信じられないくらいブレる写真を撮る人に
撮影してもらったおかげで、何年振りかで本人写真登場。
お久しぶりなみなさん。わたしは元気です。



天井にたくさん下がっていた渦巻の巨大線香。
2か月くらいもつんだとか。
おみやげにこの線香の小さいのを買った。

線香そのものも、上げるやり方も日本とはちょっと違うけど
まつられている仏様もちょっと派手めだけど
お寺っていいね。
なによりもお寺に来る人たちの様子や表情がいいね。



わたしをベトナムに呼んでくれて、ありがとう。


【ベトナム/一人旅/ホーチミン】

ベトナム戦争証跡博物館。

2009年11月01日 | たびたび、旅に出る

ベトナムに行ったならばやはりここはハズせない。
ベトナム戦争証跡博物館。
生々しい写真や軍機などの展示に息をのんだこと数知れず。
信じがたいような手段で、人間が痛めつけ合った事実が
記録されていたけれど、ほんの一部にすぎないんだと思う。
写真や記録に残されなかったことのほうが
圧倒的に多いし、さらにむごいこともあっただろうと思う。

民族を超えてだけではなく、同じ民族どうしの戦いも長く長く続いて
ベトナム戦争が終結したのは1975年。
けっして昔のことではない。

そしてまだ南北に分断している国もある。


ほんと、なんだろうね人間どうしの戦いって。



【ベトナム/一人旅/ホーチミン】

Vietnamese English, O.K?

2009年10月31日 | たびたび、旅に出る
ベトナムで何が困ったって、やはり言葉。
聞いた感じでは中国語に近いような響きながらも
さらに抑揚が激しい感じで「ニャ」みたいな音が多い感じだった。
ガイドブックのおまけについていたベトナム語で直前に覚えたのは
「シンチャオ(こんにちは)」と「カームオン(ありがとう)」だけ。
度胸だけが取り柄ですから。
・・・というよりは、英語が通じるんだろうと思っていたので
新しくベトナム語をなんとかするよりも
昔の記憶を呼び起こして英語をなんとかするほうが早かった。

とはいえ、お寒いわたしの英語力
さかのぼればこんな勘弁してほしい状態
ハナからまるで自信はなかったけれど、ほかに手段がないなら仕方なし。
まあ旅行程度の英語であれば、必要とあらばなんとか出てくるもので
ときどき出しゃばりがちなポルトガル語を抑えながら
ところどころで値段交渉やおしゃべりなどを楽しんだ。
思えばブラジルにいた時は、「Yes」すら出てこない重症ぶりだったけど
今回はそれに比べれば格段にマシな状態で、自然に英語を口にしていた気がする。

ブラジルである人に、「ポルトガル語はもちろん上達するだろうけど
同時に英語力もつくだろうね」と言われたことがあった。
そのときは、あまりそうは思わなかったけれど
今回なんとなく言わんとしていたことがわかった気がした。
特に文法が複雑なポルトガル語の垣根をちょっと越えたことで
それに比べればシンプルな英語へのアクセスが短縮されたように思う。

しかーし。相手がベトナム人だったときはまだいいんだけど
オーストラリアやアメリカなど、英語を母語とする国の旅行者とは
途端に口数が減ったのは事実。。もはや聞き取りすら困難なことも。
ネイティブってこわい。。。
ちょっと情けなくなったので、帰国してからは
英語を少しだけ意識するようにしている。

写真は、ホーチミン市内でときどき見かけたベトナム政府の広報看板。
シュールな画風に社会主義国家をちょっとだけ垣間見た(?)。



【ベトナム/一人旅/ホーチミン】

越南道端文化。

2009年10月25日 | たびたび、旅に出る

ベトナムを旅して、つくづく「道端文化」だなあと思った。

路面のレストランやバーは歩道にせり出してテーブルを並べている。
軽食や飲み物の屋台もやたらと道で見かける。
なんとなく座り込んでいるおじさんやおばさんが多い。
そうして道端の人々は、劇的なバイクや車の流れを鑑賞している。
街灯もそんなになくて暗い夜もみんなで道端に座っている。

暑い国だから、家の中にいられないのかもしれないけど
誰もが遅くまで道端で過ごす。
知らない人どうしがおしゃべりしている場合もあれば
ひとりでまったりボンヤリしていることもある。
親しくなったベトナム人は、この道端文化は特に南部の特徴だと言っていた。

こちらは道端コーヒーショップにて。
お風呂の椅子みたいな小さい(しかも低い)椅子に座ってコーヒーブレイク。



最初にグラスに入れられてきたアイスコーヒーを飲む。
飲み終わったらポットの中のアイスティーを飲む。
なぜかコーヒーとお茶は常にセットで出される。



こちらは通りがかりの屋台で食べた朝ごはん。
やっぱり小さくて低いテーブルと椅子でかかんで食べた。



冷麦みたいな麺、鶏肉、ミントの葉っぱ。
こんな色だけど意外とあっさりめで甘辛。おいしかった。
ベトナムでは鶏肉の骨や葉っぱの硬いとことかを全部地面に捨てる。
けっこう汚い。でも気にしない。


聞いてはいたけど、一人旅は食事に困る。
まあ、でももともと観光客用のレストランはそんなに好きじゃないので
もっぱら道端や町の食堂でごはんを食べた。
町の雰囲気を味わうにはたいへんよろしい。
ベトナム語がさっぱりわからないし、英語も通じにくいので
身振り手振りで注文したりお金払ったり。これもまた四苦八苦ながら楽しい。
なぜか道端の店にあるのはいつもお風呂の椅子みたいな小さくて低い椅子だった。
この目線は、バイクや車の排気をモロに浴びるのでは?
そのかわり臨場感も抜群だけど。


だけど、調子に乗って道端でばかり食べていたからか
旅の終わり頃に、常に好調を誇るわたしもついに陥落。
OPP(お腹ピーピー)のハメに。。。


【ベトナム/一人旅/ホーチミン】


劇的交通量。

2009年10月24日 | たびたび、旅に出る

ベトナムで何がいちばん驚いたかって、それは交通量がハンパなかったこと。
テレビで見たことはあったけど、バイクと車の波には圧倒された。
ピーピー、プープー鳴らしながらお互いを避けあい
合間を縫うように走るバイクは、ぶつかりそうでギリギリぶつからない絶妙な加減。
老若男女が1人で、または2人で、ときには夫婦と子どもの3人で
小さい原付に乗って走る走る。
レアなケースとして大人2人と大型犬1匹という組み合わせも目撃した。。。

でもこれ、ヘルメット装着が義務付けられたのは
たった3年前とのこと。
今でも時々ノーヘルメットの人もいる。特に小さい子どもはノーヘル率が高い。
もちろん、危ない。

夕方以降はこのバイクや車の量が、ホーチミン市の中心部では5割増しに。
道の横断も困難を極める。
ブラジルで適当に道路を横断する術を身につけていたので
昼間はなんとか渡れたけど、さすがに夜は難しかった。
絶え間なくやってくるバイクたちをできるだけ遮らないように
しかもぶつからないように1台ずつやり過ごしながら渡るのは
けっこう危険だし難しい。
わたしと同じくタイミングを見計らっていたおばさんに
手を引いてもらって一緒に道路を横断したこともあった。

昼間は仕事や学校、子どものお迎え、買い物などなど
何か用事があってバイクを走らせているんだろうけど
夕方以降のバイクの増えっぷりやエキサイトぶりを眺めているうちに
わたしのなかである思いが浮上。



「・・・この人たち、こんな夜に何か目的があって走っているのだろうか」



旅の終りの頃、親しくなったベトナム人に、この疑問をぶつけてみた。
答えは「ああ、あれはただおもしろいから走ってるだけ」。

・・・ビンゴ!そしてCrazy!!

あ、ちなみにわたしも一度バイクに乗せてもらった。
目的なく走り回りたくなる気持ち、ちょっとわかった。
だって、おもしろかったから。


【ベトナム/一人旅/ホーチミン】

ベトナムに行ってきました。

2009年10月22日 | たびたび、旅に出る

遅い夏休みを無理やり取って、ベトナムに行ってきました。

ブラジルに行く前からずっとあこがれの場所だったベトナム。
あこがれの理由は忘れたけれど、ずっと行ってみたかったことを思い出し、
1年でいちばん忙しかった時期の一筋の光を見出すべく
半ばイキオイで計画してみましたー。

実は、こう見えて今回が人生初の一人旅。
今までは途中から一人旅、または途中まで一人旅ってのは
何度もあったけれどすべて一人旅はまったくの初めて。
これは正直、自分でもちょっと意外なことだった。
一緒に旅行したい友だちはいるけれど、たまには一人旅もいいなと思う。
そして、実際とてもよかったなと思っている。

今回行ったのは、ベトナムの首都ホーチミンと
そこから北東に450キロいったところにあるニャチャンという町。
観光名所以外の市街地をひたすらうろうろしたり
町の人たちに交じってふつうの食堂でごはんを食べてみたり
「世界の車窓から」ばりの電車の旅にもトライしたり
やりたい放題の一人旅。
いやあ、旅っていいねえ。


【ベトナム/一人旅】

羊たちの・・・。

2009年05月18日 | たびたび、旅に出る

摩耶山から六甲山牧場へバスで移動。
お目当てはもちろん、羊さん!!

親子でやってきたー!



オトナの羊さんの毛はけっこうごわごわしてるんだけど
子羊さんはふかふかしていて、まるでタオルのような手触り。



かわいくて、気持ちいい手触り。
んもう、最高です。


そして牧場といえばお約束のソフトクリーム。



とってもミルキー。





山は花ざかり。

2009年05月17日 | たびたび、旅に出る

神戸は海も山も近くて思っていたよりこじんまりとしていた。
震災から10年以上経って、その被害の面影はほとんど見られず。
時間はこうやって傷を癒してくれるのね。
被災した人の心の傷も癒えたんだろうか。

六甲山のおとなり摩耶山にケーブルカーで登ってみた。




・・・実は乗る直前まで知らなかった摩耶山。
だって神戸と言えば六甲山しか知らなかったんですもの。
道理で数年前来たときの六甲山ケーブルとは
乗り場もケーブルカー自体も違い過ぎると思った。。。


山の上は、春間近の花ざかりだった。




空も近いように感じた。



鳥さんたち@神戸。その2

2009年05月15日 | たびたび、旅に出る

神戸花鳥園の鳥さんたちご紹介第2弾。
クチバシと目の周りの色がちょっと違うこちらのトゥッカーノもかわいい。
クチバシが黄色のと比べると、やや小ぶりなかんじ。
鳥の体でこんな水色がはいってるのは珍しいんじゃないかな。
ところで、トゥッカーノは日本では「オオハシ」と言われているんだけど
前に職場にいた厄介なおじさんの苗字と同じなので、わたしはこれからも
この愛らしいオウムをトゥッカーノと呼びます。あしからず。


オカメインコ。
最近、このオカメインコを飼いたい思いがむくむくわいてきている。



このほっぺの赤い部分は、生物的に必要とかではなくて
単にかわいさの追求なんだと思う。




通りすがりの派手なヒト。



あだ名は「帝王」。




頭の上の荷物を降ろしたらどうだ。



でも降ろしちゃったら、没個性?


鳥さんたち@神戸。その1

2009年05月10日 | たびたび、旅に出る

神戸花鳥園にはトゥッカーノ以外にもたくさんの鳥さんたちがいて
個性豊かな姿を見せてくれました。

体長20センチくらいのフクロウ。
なんと愛らしい。



そういえば、ブラジルで家の近所を散歩中に
このくらいのcoruja(ポルトガル語でフクロウ)をよく見かけた。
立ち止まって見てたら小さい羽を広げて「フーッ!」とかいってたけど
あれはわたしを威嚇してたのか。。。



小物ながらもこやつ、なかなか鋭い良い目をしておる・・・!



ちょっとスーパーサイヤ人風。



なんか後ろ髪ひかれてる子。
これ、上野動物園でも見たかも。
こんなインパクトのある鳥さんは忘れられません。





色や形がどれも不思議でおもしろくて美しい鳥さんたち。
創造したのが神様だとしたら、その発想力はまさに神業。


神戸花鳥園に行ってきました。

2009年05月09日 | たびたび、旅に出る

神戸への旅のメインはこちら!「神戸花鳥園」!!
まさに、花の中で鳥と遊びました。
以前に行った掛川花鳥園と同じく大はしゃぎ。
いや、ある意味あれ以上だったかも。
なぜなら、わたしの愛してやまないTucano(トゥッカーノ:ブラジルの国鳥)が
いるのですものー。
相変わらずかわいい。なんとも言えないくらいかわいい。




しかも・・・









うじゃ~~


(問題:この写真の中にトゥッカーノは何羽いるでしょう?)




本場ブラジルのParque das Aves(バードパーク@イグアス)より多いぞこれ。。。

神戸に行ってきました。

2009年04月29日 | たびたび、旅に出る

例によって旅の道連れはブラジル時代からのおなじみuririn嬢。
アコガレの神戸に行ってきました。

神戸はかなり前に六甲山にだけ行ったことがあったけど
それも一瞬で帰ってきたので、今回の神戸行きを
心待ちにしていましたー。
異人さんの館にほれぼれ。。








ほれぼれ・・・。
天気もいいし、空の色にとても映えますねー。



え?こ、これは・・・




スターバックスも異人館風に出店予定とのこと。

名古屋に(ちょっとだけ)行ってきました。

2009年02月16日 | たびたび、旅に出る

ブラジル同期の結婚式は名古屋で開かれた。
いろいろ食べたい物、行きたいところはあったけれど
会社をちょっとだけの早退するにとどめて夜8時着。

実はわたしは、小学校を名古屋で出ているんだけど
まあ、それはもう十何年も前の話になってしまうんだけど
以降めったに名古屋に行くことはなかった。
今回もう少し時間があれば、というか、時間を作る努力をしていれば
もっといろいろsaudadeあふれる旅になっていたかもと思うとちょいと残念。
いずれゆっくり一人旅でもしたいものです。
・・・それはともかく、子どもの頃にはおよそ想像もつかなかった
「食の街」に昇格した名古屋名物代表ひつまぶし。
いただきました。どーん。。。

いただいたのは、このたれの入れ物がトレードマークのこちら




懐かしい名古屋弁で言いますと、「でぇらうめぇもん食ったがや」。
・・・実際、わたしはこういう言い方をしたことはないけど。