私のモノサシ

気ままにやったDIYや日頃思ったことを書いてみます。

車の計器の正確性

2019-02-14 20:03:11 | 

昔はODO(TRIP)計での走行距離とガソリンスタンドでのガソリン給油量から、

何リットル使って何キロ走ったか計算(満タン法)して燃費(Km/L)を知るしかあり有りませんでした。

 

ところが最近の車はメーターに〇〇Km/Lと表示されわざわざ計算しなくても分かる車が多い様です。

自分の車にも付いていますが、満タン法で今までの車でも記録していたので、

今の車でも記録を取っていて、メーターの表示は目安程度にしか信じていません。

 

実際ネットの書き込みなどを見ると燃費ついては色々言われています。

 

満タン法は誤差が大きいor正確?

メーター表示は実燃費と違うor正しい。

そもそもスピードメーターはずれている。

ODO(距離計)も正確ではない。

ガソリンスタンドメーターは正しいorズレがある。

等々

 

車雑誌の燃費検証も物によって満タン測定だったりメーターの数字をそのまま使用していたり。

もちろん両方正確(全く同じ)なら何も考えなくても良いのですが、

両方肯定派の人って意外と少ないような気がします。(両方否定している人は居ますが…)

 

自分の車がどうなのかちょっと調べてみたいと思います。

因みに調べる前の自分のイメージは満タン法の方が一番正しい、

メーターの燃費表示は誤差のばらつきが大きいという漠然としたイメージを持っています。

 

検証にあたって、まずは車の情報

 

車両:フレアワゴンカスタムスタイル(MM42S)XG、ターボ、CVT、FF

タイヤサイズ:155/65R14(純正アルミBSEP150)、冬タイヤ同サイズ(社外アルミ、ヨコハマIG50+)

ガソリンタンクサイズ:27L(カタログ値)

カーナビ:パナソニック ストラーダCN-R330D、GPSアンテナ位置はダッシュボード左側

 

まず比較的容易に分かる速度計

メーター表示に対して学習済みのカーナビ内の速度表示がいくつを示しているか見てみました。

メーター:ナビ:パーセントの順です。

40:37:92.5%

50:46:92%

60:55:91.66%

70:64:91.43%

80:73:91.25%

車のメーターはアナログなことも有り読み取り誤差はあると思います。

概ね92%前後の様です。

偶々か速度が上がるにつれて差の割合が大きくなってます。

 

大きい感じがしますが、現在の車検での合格範囲は、

40Km/h時点で30.9~42.55Km/h(77.25%~106.375%)

許可範囲のセンター値は36.725km/h(91.8125%)になり、ひょっとしてここを狙っている?

 

次に距離計(ODO)ですが、

幸いカーナビに燃費記録機能が備わっていて、

ガソリン満タン給油時にガソリン給油量を入力すると燃費が記録されます。

対して普通の満タン測定方法(ODOの距離/ガソリン給油量)を比較すれば、

どちらもガソリン量は同じ数字を使うのでODOとナビの読み取っている距離の差が分かります。

 

夏タイヤで96.5%(96.2~96.7%)(約3200Km)

冬タイヤで95.7%(95.2~96.1%)(約2200Km)

細かい数値は記録表を見てみてください。

ナビがどのくらいの頻度で補正をかけているか分かりません。

同サイズの型番でもタイヤ銘柄や摩耗で外径が微妙に違うと思うので、

夏・冬タイヤで誤差が変わるのは分かるのですが、

夏タイヤに比べて冬タイヤの方が誤差のブレが大きいです。

 

夏タイヤに比べてブロックの柔らかい影響があるのかも知れません。

もしくは微妙に空転している?ただ滑りやすいような雪上等の走行は含まれていません。

(因みに空気圧は同じ圧で同じような期間でチェック管理しています。)

距離計とスピードメーターの誤差は同じではないということもわかりました。

(これは自分も調べるまで勘違いしていました。)

 

で、

最後に本来知りたかったメーターの燃費の数値ですが。

 

自分の車の場合

リセットした時から現在までの「平均燃費」と、

約1.5秒間隔程度で更新される「瞬間燃費」がありますが、

 

平均燃費(以降:メーター燃費)の方を検証してみました。

(というか、瞬間燃費は検証方法が無いような…。)

 

満タン測定法にせよ燃費計の数値にしろ、

走行距離(オドメーター)の数字で割った数字が燃費になるので、

逆に燃料の量が正しく計測できているか調べてみました。

 

満タン法は満タンにしたときの液面が毎回全く同じとは限らないと思うので、

積算で見ていきました。

ガソリンスタンドはすべて同一店で、

セルフでオートストップ後小数点以下第二位が0になるまで入れています。

 

給油量GS値        22.00 45.50 66.30 81.50 101.90 124.00 143.10 163.60 184.20

燃費計/ODO        21.76 45.45 65.75 81.02 101.58 123.40 142.67 163.59 183.91

 

(上の表のは一度リセットが入っていますので、それ以降も足して計算しています。)

積み重ねて行っても、誤差が広がる様子は有りませんが、

それでいて燃費計側のガソリン量が上回る事が無いです。これは不思議です?

 

お風呂一杯に対してコップ1~2杯しかずれないと言う事ですかね?

そう考えると正直驚くほど正確(同じ)だと感じました。

 

ODOメーターを使用しての満タン測定法とメーター燃費の燃料測定は同じと言えそうです。

タイヤに起因する速度や距離よりは正確に測られているようです。

 

でもメーカーや車種が違えば違う結果が出るかもしれませんし、

同じ車種で同じグレードでもひょっとすると違うかもしれません。

車の方は公差(認められた誤差)が定められていませんが

因みにガソリンスタンドの方は公差が0.5%以内と定められているそうです。

 

 

ネット情報を鵜呑みにせず自分の車がどうか調べてみるのは面白いかもしれません。

満タン法と燃費計の比較までは比較的簡単に出来ると思います。


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