アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

令和5(2023)年 公募美術団体展 その10(第22回旺玄会東京支部展 その2)

2023-12-04 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 第22回旺玄会東京支部展
 会期:2023年11月27日(月)~11月3日(日)*入場無料
 会場:ギャラリーくぼた(本館4・5階)
   *JR東京駅 八重洲口 徒歩10分、
    東京メトロ銀座線 京橋駅 徒歩1分、都営地下鉄浅草線 宝町駅 徒歩2分。

   *昨日で会期終了してます。


 先週の水曜に、母と行ってきました。

 前日、母は外出し、かなり歩いたそうで、行けるかどうか危ぶまれましたが、何とか無事に行けました。

 私自身、会期前日に直接搬入し、展示などの手伝いをしたので、大体の様子はわかってました。

 この旺玄会東京支部展には賞がありません。なくていいと思います。事実上の小品です(ただし上限は50号ですが)。

 春の本展(旺玄展)には大作を出し、晩秋の支部展には小品を出す。そういう感じでしょうか。

 出品作はほとんどが具象画で、抽象画はごく僅か。私の樹木の風景画、F6号2点のうち、やはり縦長構図の方がいいです。母もそう言ってました。

 皆さん、ちゃんとした額に作品を入れて出品してました。私のような仮縁で出した人は少なかったです。

 私と同じ組み立て済みの仮縁に作品を入れた方が一人いました(私のよりだいぶ大きいですが)。
 
 まだいろいろ書きたいことがあるんですが、昨日が会期末で、午前中から終日店番し、かつ直接搬出して帰ってくるので(そしてついでに新宿に寄ってくるので帰宅が遅くなる)、この記事は金曜に予約投稿しました。

 もう一回、この支部展について投稿します。そこで詳しい話をしたいと思ってます。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その9(第22回旺玄会東京支部展 その1)

2023-11-27 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 第22回旺玄会東京支部展
 会期:2023年11月27日(月)~11月3日(日)*入場無料
 会場:ギャラリーくぼた(本館4・5階)
   *JR東京駅 八重洲口 徒歩10分、
    東京メトロ銀座線 京橋駅 徒歩1分、都営地下鉄浅草線 宝町駅 徒歩2分。

 告知が遅れまして、スミマセン(うっかりしてました)。昨日直接搬入で会場へ行ってきました。

 私はF6号2点を出してます。どちらも風景画ですが、縦構図と横構図のものです。スケッチ風油絵といったところ。

 これから大きく変わる私の画風の前哨戦(羽化直前の蝶といったところ)。といっても、もちろん、どちらの作品もこれはこれできちんと完成させてありますが、色彩的には単調かなと。

 それも承知の上。これはこれで良し。ここから飛躍します(それが只今制作中の、F50号と、F20号ということになります)。


 さて、今回出品したF6号2点、どちらも個人的に気に入ってます。というのは、今までの集大成的な意味合いも含まれているからで、少々感慨深く、また私の今までの油絵の限界みたいなものも垣間見えて、興味深いのです。

 しかしながら、これは個人的なことで、制作者の私自身でないとわからない部分です。ですから見る側には何の関係もないことです。

 会場に足を運び、実際に見られた方にどう思われるのか、興味津々ですが、そう反応があるものでもなし、やっぱり自分の目にどう移るのか、何を感じるのか、そこが肝心な点でしょうか。

 今回、初めて旺玄会東京支部展へ出品しました。最終日は終日、店番してます。

 会場となる「ギャラリーくぼた」は、東京駅周辺で、大規模な個展やグループ展をやろうと思ったら、ここか東京交通会館しかなく、そういった意味でよく知られた貸し画廊です(私も大昔に行ったことがあります)。

 お出かけのついでに、お暇があれば、お立ち寄りください。


 付)明後日の水曜に、私は母を連れて会場へ行ってきます。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その8

2023-09-07 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 先月の24日だったか、25日だったか、旺玄会東京支部より封書が届き、支部展出品作の号数と題名を教えてほしいという話が。

 返信用葉書が同封されており、回答期限は今月の14日。

 早っ、早くないですか。支部展は11月下旬からなので、油断してました、私。

 支部展への出品は、只今「油絵補完テスト」で制作中のF6号3点のうち2点か、これから新たに制作するF20号1点かのいずれかの予定でいました。

 ですが、急な回答を迫られたせいか、何だかF20号を制作する気がなくなり、F6号2点を出品すると決めました。

 もともとそうなる可能性はあったんですが、作品制作前に題名を考えたことは未だかつてないだけに、今回は妥当な判断かなと。

 F20号は木枠が1点と張りキャンが2点を用意してあるんですが、これはいつか描けばいいだけですので、無駄になりませんので大丈夫。

 それにしても弱りました。題名は私の場合、作品制作中にぼつぼつ考え始め、絵が仕上がってから改めて考えるという感じですので、制作真っ只中の、今の段階で決めろと言われても、ちょっと困ってしまう。

 出品するF6号2点の題名は、おおよそ決めましたが、まだ最終決定ではなく、考え中。回答期限は14日なので、そろそろ返信しないといけません。

 旺玄会東京支部に今年入会しての、初の支部展。こんな風に進んでいくのだなあと実感しているところです。

「甲斐荘楠音の全貌」展

2023-07-13 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 今月5日に母と、東京ステーションギャラリーで開催中の「甲斐荘楠音の全貌」を見に行ってきました。

 東京ステーションギャラリーはJR東京駅丸の内北口改札を出てすぐのところにあります。駅併設の美術館です。

 新型コロナウイルスの流行後、三密を避けるよりも予約制が嫌で、すっかり美術館の企画展へ行かなくなった私ですが、何と4年振り、2019年のキスリング展以来、ということになりました。

 これを皮切りに美術館の企画展通いを再開しますが、相変わらずの予約制嫌いの私のことですから、その辺は調べてからということになります(この「甲斐荘楠音の全貌」は予約制ではありません)。

 
 さて、見に行った感想ですが、一言。圧倒的に良かったです。代表作は全て網羅されており、文句なしです。

 会場は3階と2階で、3階は絵画、2階は甲斐荘楠音がデザインした映画の衣装と、絵画は未完の大作2点が展示されています。

 見たかった甲斐庄楠音の絵画。代表作がずらりと並んだ3階で既に満足。まさか未完の大作「畜生塚」まで展示されているとは嬉しい限り。

 堪能いたしました。間違いなく巨匠ですね、甲斐庄楠音は。すっごく良い。なんで良いのか、などの分析、検討は私なりに済んでいるんですが、やっぱり実物はすごかった。写真より圧倒的に良いです(絵の大きさと構図がかなり計算されている)。

 日本画史上、希有な存在、それが甲斐庄楠音でしょうか。

 甲斐庄楠音はレオナルド・ダ・ヴィンチから多大な影響を受けているわけですが、「良い絵が一点あれば、そこから巨匠は学ぶ」という、その典型が甲斐庄楠音でしょう。

 これからどんどん、さらに評価の上がっていく画家だと思います。少しでも興味のある方は行ってみてはいかが。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その7(旺玄会東京支部)

2023-06-05 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 今年の第89回旺玄展に一般公募で出品し、入選した油彩(M80号)は、今月一日に搬入出委託業者が自宅へ届けに来ました。

 これで私としては、無事に旺玄展が終了したことになります。


 その今月一日に、旺玄会東京支部から封書が届いており、開封してみると、案の定、支部入会の案内でした。

 同封されたものは、支部長の挨拶文、支部活動予定、夏のスケッチ会の案内、旺玄会本部事務所の地図、そして支部入会回答の葉書。

 東京支部は約50名が所属、年会費は6000円とのこと。ただし今年は無料、12月に来年度の年会費を支払う。


 こうした支部の最大の活動は支部展でして、11月下旬から一週間、東京は京橋の「ギャラリーくぼた」で開催される、とここまではいいのですが、支部展出品作の号数がわからない。

 そこで支部長へ電話し、確かめてみると、最大号数はF50号、小品なら(おそらくF10号以内か)2点出品できると。また支部展は一般公募はしていないので、支部に入会しないと支部展に出品できない。


 ふーん、よくわかりました。で、どうするの? という話になります。別に支部に入らなくたっていいんですが、入会すればもう一回、作品を発表する機会を手にすることができます。

 ちなみに、支部年会費6000円は普通ですが、安い部類に入ります(大体6000円から一万円)。また京橋の「ギャラリーくぼた」は最寄り駅が東京駅の貸し画廊です。

 そういえば電話で聞かなかったですが、たぶん支部展は出品料を取られるでしょうね(おそらく一万円)。


 支部入会は、旺玄会(本部)に入会してから考えるつもりでいました。前に属していた中央美術協会の場合、私が本部に入会したときに、支部入会の案内が郵送されてきました。

 まあ、その辺は各公募美術団体によって違うことは容易に想像できるわけでして。

 で、どうするべきか、少々考えましたが、入会することにしました。嫌なことがあれば支部を退会すればいいだけですし。

 ただそうなると、支部展へ向けて作品を制作しないといけないという(何を描くのか、全くの未定)。


 旺玄展出品作が不本意な技法だっただけに、支部展こそは納得のいく技法で仕上げたいところ。

 「油絵補完テスト」の終了を待って支部展制作すべきですが、それだけの時間的余裕があるのかどうか。

 じたばたしても仕方ないので落ち着いて考えます。


 付)いよいよ水彩画を出品することになるのかもしれません。

 注)ただしその場合、水彩額を新たに用意しないといけません(額代がかかる)。

 蛇足)早急に画題と号数だけでも決めておかねば。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その6(第89回旺玄展 その2)

2023-05-24 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 まだ会期中の第89回旺玄展ですが、今回初入選の私は、自作が掲載されている図録を買いました。

 そこで気づいたことがありまして、それは図録が薄いんですね。前に属していた中美展の半分の薄さ。図録自体の大きさは中美に同じA4サイズで、大体掲載作品数も同じ。

 ということは、中美展に比べ、1ページに掲載する作品数が多いことになり、その分作品の写真が小さいことを意味します。そして実際にそうなってます。

 ですが、実はこれがいいんですね。共感しました、私。


 というのも、図録掲載料を取る団体もありますが(この場合、掲載料を払わないと図録に載らない)、中美も旺玄会もそうではないので、一般入選も、会友や会員などの所属作家も、展示された作品は全て図録に載ります。

 図録に掲載された作品の写真は大きいに越したことはないですが、写真を大きくすれば、その分1ページ当たりの掲載作品数が減り、その分ページが増え、分厚い図録になります。

 これが問題で、図録はフルカラーなのでもともと重たい。一冊でも十分重たいのに、これが年一冊、数年分で結構な重量となり、場所も取るし、意外と邪魔。

 邪魔なんて言ったらいけないんですが、でも実際に邪魔。そんなに振り返って見るわけでもなし、正直言って厄介者です。


 だから薄い方が正直助かる。

 ですが、それだけではないんです、薄いという意味は。

 図録というのは、単にその年の展覧会の記録というのではなく、会内におけるコミュニケーションツールでもあるんです。

 役員や支部長が、その年に展示された作品を全て覚えているわけではありませんので、例えば会合があったとき(一般入選者の推挙会議がその典型ですが)、あの人はどんな作品を出していたのか、図録で確認することできます。

 つまりは名刺代わりみたいなもんで、持ち歩くことが多いのです。

 本部会議のみならず、支部活動や、スケッチ会、または支部展打ち上げ(飲み会)のとき、一般入選者との接触が対面であったとき、その年の図録があれば、必然的に話のきっかけになります。

 だから役員や支部長といった役職の人のみならず、会員でも会友でも、または一般入選者でも、会内活動の際には持ち歩いてる人がいるものです。

 そのためには薄い方がいいです。持ち歩くのに軽くて助かります。その分写真は小さくなりますが、もともと掲載料も取らず、図録購入も任意ですので、気に入らないなら、買わなければいいだけ。

 私が役付きなら絶対に持ち歩きますね。欠かさず持って行きます。


 だから薄い方がいいんです。掲載写真の小ささを犠牲にしてでも薄い方がいい。薄くするだけの価値は大いにあります。

 私はおそらくそこまで計算して旺玄会は図録を薄くしているのだと思います。これはなかなかできないことで、素晴らしいと思います。

  旺玄展の図録の薄さ、重さなら持ち歩きやすいので、旺玄会に入会することになったら、会内活動のときには常に持ち歩きたいと思ってます。


 付)そもそも図録は各自の公募展史の貴重な記録ではありますが、後生大事に取っておいてもしょうがない。何か活用しないと損。図録代がもったいない。

 注)かく言う私も、今まで関わった公募美術団体展の図録が約15冊もあります。はっきり言って重くて置き場に困ってます。

 蛇足)来年の旺玄展は第90回記念。さすがに今年より厚い図録になるんじゃなかろうか。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その5(第89回 旺玄展)

2023-05-22 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 昨日、会期2日目の日曜に、母と東京都美術館(上野)へ第89回旺玄展を見に行ってきました。

 上野へ行くのも東京都美術館へ行くのも久し振り。日曜とあって、公園口は大混雑。ですが、それも美術館が近づくに従って、人も少なくなってきます。

 東京都美術館は企画展として「マティス展」をやってました。そこを通り過ぎて、第89回旺玄展へ。


 展示点数が多かったのか、会場はいくつも小部屋に仕切られていました。なかなか見ない光景です。展示の仕方は公正でこれまた珍しい。

 展示作品の大きさをできるだけ揃えてあるので、小品もその小ささを感じないように配慮がなされています。へえーっと感心しました。

 また一般(入選者)と会員(会友以上の所属作家)を分け隔てないので、一般と会員が同じ部屋に普通に展示されてました。

 これだと、気に入らない(会として評価の低い)作品は会場の後ろの方へまとめる、といった公募美術団体展の暗黙の了解みたいな手が利かず(もちろん、これは素晴らしいことなんですが)、自作の評価の裏読みができないという、少々困った事態となりました。

 そういうわけで意外や意外、好印象な展示、展覧会です。

 さて、自作はどこに展示してあったかというと、第3室の真ん中辺り、会場は第1室から第3室までなので、つまりは後ろの方なんだけど、出口付近ではない、という微妙な場所。

 ですが、先ほど書いた通り、評価の低い作品ほど後ろに来るということになってないので、自作を旺玄会としてどう評価しているのかはちょっとわかりませんでした。

 しかしながら、評価していれば、第1室に展示されるような気もして(いや、たぶんそうでしょう)、まあこんなもんかなというところで。

 もともと私の試みていることは評判悪いんですが、それならそれでいいんです。問題はこういった作風を受け入れてくれるのかどうか、その一点にかかってます。

 別にこちらとしては嫌がらせするつもりはないので、嫌だというなら出品しないわけで、その辺がこちらとしては知りたいところでして。


 今回、初めて旺玄展を見たわけですが、バリバリの具象画の展覧会という印象です。

 抽象画は1点しかなかったような気が(確か何か受賞してました)。また、どぎつい色使いの絵は皆無でした。これでは自作がどぎつい部類に入るくらいです。

 個人的に好みだったり、気に入ったり、また1点だけ欲しい作品があったりで、個人的に見ていて楽しめました。

 何だかんだいって大作が多かったですかね。それと2点出品者が割と多かった気がします。


 今回は入選したのが何より。私としては何も言うことはありません。

 技術的には、制作時間不足でやむなく旧来の描き方で仕上げてしまったため、悔いが残ってますが、一つの作品として言いたいことは言えているので、これはこれで良しとしてます。

 相変わらず会場で見ると画面がやや暗く見えます。これは東京都美術館の照明のせいかもしれませんが、私としてはもう少し明るく見える画面にしたつもりなので、これは反省点ですね。

 どうすればいいのかはわかってますので、来年の出品作へ生かしたいです。

 そう、ということは来年も一般公募で応募します。来年こそは、自分で納得のいく、しっかりした作品を用意します。

 
 注)さあ、これで今年の自分の作品の発表ができました。それでも秋の公募展に出すのかどうか、それについては今のところ、その可能性は低いですが、ゼロではありませんので、一応、頭の隅の検討課題にしておきたいと思っています。


 付)前回の記事で、水彩画のみの公募展に出品してみたいと書きましたが、それは水彩連盟展か日本水彩展なんですが、前者はすでに今年は開催済み、後者は搬入日が6月上旬ということで、ちょっと日がないので見送ります。

 何で水彩画のみの公募展に出したいのかというと、私は透明水彩画が好きで、そっちの方が油絵よりも得意に思っているのですが、なかなか発表する機会がなくて。

 じゃあ何で油絵をやっているのかというと、思うように油絵がうまく行かないので、腹立ってやっているわけなんです。

 だからつい公募展には油絵を出品してしまい、いつまで経っても透明水彩画を発表できずじまい。

 だったら、水彩画専門の公募展へ出してしまえば、当然水彩画しか受けつけませんので、入選すれば水彩画を発表できるという、自分勝手な都合によるものなのです。

 別に今回の旺玄展にだって透明水彩画を出せばいいんですが、まだ油絵の腕前が水彩の腕前に追いついていないので、つい油絵で臨んでしまいます。

 ただそれも考えてみれば、今やっている「油絵補完テスト」(絵画制作記参照)で結果が出れば、自然と自分の心の中での比重が油絵から水彩へ移っていくでしょうから、急く必要もないのかもしれません。


 蛇足)今回、入選し自作が掲載されているので、図録を買ったんですが、これを見て思うところがあるので、もう一回、第89回旺玄展の記事を近いうちに書きたいと思っています。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その4

2023-05-17 17:27:11 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 昨日の夕方、アルバイトから帰宅すると、無事に封書が届いており、開封したところ、入選とわかりました。

 ほっとしました。

 急いで搬入出委託業者へ電話し、選外搬出日時ではなく、陳列搬出日時になったと伝えました。

 これで一安心。

 入選したので、御の字。受賞も巡回展選出もありませんが、そんなことはどうでもいいです。

 あの画題で入選できたのが、私としては大きい。ああいうのを受けつけてくれるんだっていう。それだけで十二分に有り難いというのが正直な、偽らざる心境です。

 いやー、正直、助かりました。これで今年は作品発表ができます。

 これで秋の公募展に絶対に出さないといけないということはなくなりました。

 あとはどうするか。

 実は他にも出してみたい公募展はあるにはあるんですが、会期はいつだったっけ? 以前調べたことがあるんですが、もう忘れてます。

 もし間に合うようなら検討したいと思ってます。

 とにもかくにも入選できました。とりあえずご報告まで。


 蛇足)入選したのは、写真の「第89回旺玄展」です。

 付)会期2日目の、今月21日に、母と見に行く予定です。

 注)他に出してみたい公募展とは、水彩画のみの公募展です。詳しい話は後日、記事にします。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その3

2023-05-09 03:00:00 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 出品作は5月1日で仕上がりました。そして5月5日に、委託業者が自宅まで出品作を引取に来ました。

 これで無事、一般公募出品の運びとなりました。一安心です。審査結果は郵送でわかります。こちらとしては入選してくれば、もうそれで十分。

 私が一般公募出品した公募美術団体展は、陳列(入選)作品と、選外(落選)作品とで、搬出日時が違うため、どちらにせよ、委託業者にこちらから連絡することになってます(委託業者にはその旨伝えてあります)。


 今回、ちょっと面白かったのは、組み立て式の仮縁に出品作を入れたら、えらく良く見えました。珍しく、額と作品が合ってました。

 通常、作品と額を合わせるのが当たり前なんですが、大作を出品することが多い公募展ではそうもいきません。

 逐一、作品に合わせて額を揃えていたら、お金がいくらあっても足りないし、また組み立て式の仮縁(または棒縁)だと、形や色も限られているので、そもそも作品に合うものを選びようがない。

 だから作品に合う額を用意できるはずもなく、大体のところで妥協、つまりおおよそ合っていれば、それで良しとしているのが現状です(これは私に限ったことではないはずです)。

 ところが今回はばっちり合ってました。額本来の、作品を引き立てる役割を見事に果たしてます。もし入選したら、額のおかげなんじゃないかと半分本気で思っているところです。


 さて、入選した場合は、継続して来年も一般公募で出品しますが、問題は落選した場合はどうするのか。落選の理由は教えてくれないので、そこが悩ましい。ですが、作風が受け入れられなかったと判断し、来年以降は出さないことになるんじゃないかと。

 少なくともはっきりしているのは、落選の場合、今秋、別の団体が主催する公募美術団体展に一般公募で出品することです(去年発表できてないだけに、とにかく今年、入選して自作発表の場を持ちたい)。


 今週末に審査結果は郵送でわかると思うので、また記事にします。

令和5(2023)年 公募美術団体展 その2

2023-04-21 03:00:10 | 展覧会、美術館、公募展、貸画廊、貸ギャラリー
 「令和5年M80号制作記その11」(2023-04-17 の記事参照) で書いた通り、出品作が用意できました。今回一般公募で出すので、選外になり、作品が展示されない可能性があります。

 私が出すその公募美術団体展は、来月下旬、東京都美術館開催なのですが、日展の前身である文展みたいな、穏健な写実主義とでもいうべき、自然主義的な作風を好むような団体なので、私のような風変わりな作品は好まれない傾向にあるのかもしれません。

 ですが一応、今回出品することにしたのは、数年前、どの公募展に一般公募で出すのか検討したときの候補のひとつが、今回出す公募展で、そのときは中美展へ出し、そのまま継続し、準会員にまでなりましたが、一度募集要項を取り寄せると、3年間はそのまま郵送されてきます。

 どの公募美術団体展も大体そうするので、気にする必要はないのですが、中美展へ出し、他団体へは出さないと決めていたので、こうしてわざわざ送ってくれるのは悪いなあと、申し訳なく思ってました。

 そう思うなら、出す気はないので、送ってくれなくていいと電話一本入れればよかったんですが、何となくそれも気が引けてしまい、そのままになってしまいました。

 要するに、今回そういう経緯ですので、何と言いましょうか、義理立てして出すわけです。

 もちろん、今回出すに当たり、この公募展のホームページを見て問い合わせをメールでしてみましたが、悪い感じはなくむしろ好印象でしたので、積極的に出したいと思いました。

 だから何とか作品を間に合わせたかったわけでして、ちょっとまあ強引でしたが、作品を出品できる状態にまでこぎつけました。

 今年諦めて来年という考えもありましたが、去年全く作品を発表してないので(どこの公募展にも出してない)、今年こそはという気持ちが強く、それなら春は諦めて秋の公募展でどうか、というところでもありましたが、良さそうな公募美術団体が見つかるかどうかもわからず、とにかく今回出したかったわけです。


 問題は入選するかどうかですね。入選した場合は来年も出品するということで何ら問題ないんですが、選外、つまり落選した場合にどうするのか。

 別に落選したらしたでいいんですが、急いで書いた作品なので技術的にダメということならいいんですが、画題的にダメとなると、来年以降はここへは出さない方がいいという判断になります。

 ですが落選の理由までは教えてくれませんので、そのときは難しい判断を迫られます。来年も出品するのかどうか。

 落選の場合、少なくともはっきりしているのは、秋開催の他団体の公募美術展に一般公募出品することです。入選して今年の作品発表をしたいからです。


 私自身、今回出す作品が入選するのかどうか、初めて出す公募美術団体ということもあり、さっぱりわかりません。

 ですが、できるだけ客観視して自作を見てみる限り(ってこんな判断は何の当てにもなりませんが)、技術的にはギリギリ問題ない感じですが。

 大作(50号以上)であること、色の重ね掛けを使っていること、印象に残る画面作り、といった点から入選には値すると思いますが、どうなんでしょう(自分で言ってりゃ、世話ないですが)。

 でも肝心の画題の独自性には目が向かない、気づかないという(これは概ねどの公募展も同じですが)。
 
 落選なら「こんな変な絵、ダメ。気に入らない」というのが、わかりやすい理由でしょうか。


 話を戻しまして、既に作品の搬入出は業者に委託していますので、出品できる態勢にあります(あとは業者からの作品引取日時の連絡待ちです)。

 一般公募作品の入選や選外、あるいは受賞の知らせは郵送でわかります。おそらく来月中旬にわかるはずです。結果がわかり次第、また記事にします。


 付)まだ出品作は制作中です。本日までの予定でしたが、明後日、日曜まで描いて終わりにします(油絵なので指触乾燥させないといけません)。
 
 注)日本の公募展では50号以上を大作と見なします(世間一般には30号以上)。