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ゴルフの審判員

2015年12月04日 | リスニング
ブログ村の「英語学習者」カテゴリーで以下のようなブログ記事がありました。
ゴルフというスポーツは、自分自身が審判である、第三者の審判もレフェリーもいない唯一のスポーツです。

これは間違いです。ゴルフには第三者の審判員(referee)がいます。2004年にセント・アンドリューズに設立された「The R&A」には審判員に関する規定があります。
Referees
A referee is defined in the Rules of Golf as one who is appointed by the Committee to decide questions of fact and apply the Rules. A referee must act on any breach of a Rule that he observes or is reported to him.

一方、アメリカでは1991年にThe Professional Golf Referees Association(PGRA)が設立されています。そのウェブサイトの記述によると、審判員はかなり多忙のようです。とはいえ、競技中に選手の側で立ち会うことはまずありません。選手同士の相互監視で競技が進行するので、レフェリーが常に選手の側にいる必要がないからです。

さらに、審判員の立ち会いがないのはゴルフだけではありません。冬季オリンピックで日本人が活躍したことで知られるカーリングは競技者ジャッジ制を採用しています。残念ながら東京五輪の追加種目にならなかったボウリングも、各レーンに審判員がいるわけではないようです。プロ競技ではラインを踏み越えると赤外線で探知され、スコアリングも自動化(機械化)されているので、審判員の立会いが不要なのだと思います。

そして他の人に迷惑を掛けないマナーをも求められます。そこが紳士のスポーツと言われる所以です。
他人に迷惑をかけないことはスポーツに限らず人として当然のことですし、スポーツマンシップは全ての運動競技に当てはまります。また、審判員・レフェリーが競技中に立ち会うか否かは、その競技の性質によって決まります。たとえば、柔道の基本精神は「礼に始まり礼に終わる」ですが、競技中に審判員がいるのは、日本の柔道選手がインチキするのを防ぐためではありません。プロボウリングで各レーンに審判員が立っていないのは、ボウリング選手が柔道選手より紳士的だからではありません。

ゴルフは「紳士」のスポーツというのは必ずしも誉められた事ではありません。名門として知られるAugusta National Golf Clubは開設以来、長らく女性会員を認めていませんでした。実業家Darla Mooreと元米国国務長官Condoleezza Riceが初の女性会員と迎え入れられたのは2012年です。その紆余曲折について知りたい方はグーグルで調べてみましょう。


●学習記録
TOEICパート2形式リスニング問題
#46~50までディクテーション

4. Elllo
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27 Montreal
28 Homestay in Poland(難しい)
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