断捨離の副産物

今日は個人情報のデータ消去を済

ませたデスクトップを車に積んで

公共のゴミ焼却場へ持ち込みました。

粗大ゴミと可燃ゴミは持ち込み可能

なので助かります。色々と自分自身

の不用品を捨てていく過程で思わぬ

物を見つける事があります。なかに

は亡くなった義理の親の遺品に遭遇

したりすると妻に相談します。最近

見つけたのは携帯ケースに入った30

数本のカセットテープです。最初は

災害時の救急箱かと思ったのですが

昭和歌謡曲名曲集でした。最近では

レトロブームでカセットに注目が集

まっているそうですが、我が家には

ラジカセがありません。せっかく妻

が両親の好きだった歌謡曲集を捨て

ないでいたので、懐かしいから聞い

てみようという事になりました。私

の親は歌謡曲が嫌いで西洋かぶれだ

ったのでクラッシック音楽を子供の

頃は聞かされてた私に懐メロは馴染

みがありません。妻と音楽の嗜好は

違いますが、ラジカセはあってもいい

と意見が一致しました。断捨離中な

のに新たに電化製品を買うのはおかし

な事ですが捨てた洋物VHSテープを

後悔するように思い出は簡単に捨て

られません。ネットショップで調べ

ると日本の会社から発売されている

中国製の手頃な値段の商品を見つけ

注文しました。焼却場の帰り量販店

に寄って実際に手にすると価格1万円

にしては見た目は5,000円程度で不安

に思いましたが40年前のカセットを

ちゃんと再生してくれて、おまけに

USB端子経由でMP3ファイルで録音

も出来るという優れ物でした。福井

のドウシシャと言う会社で販売され

ています。昔はオーディオ御三家と

言われた山水の技術を受け継いでい

る言う事です。御三家のトリオとか

懐かしい名前は、今は聞きませんが

小学生の頃にクラッシック好きの父

が買った真空管方式のステレオセット

がトリオでした。レコード盤やテープ

などのアナログの音は電子媒体の音よ

り人の感性に響く何かがあるのかもし

れません。カセットテープを再生しな

がらUSBメモリーにコピーしています

が、ラジカセの小さなスピーカーから

聞こえる昭和歌謡曲が妙に心地良くて

苛々した気持ちが癒やされます。