NHK BS世界のドキュメンタリー 8月22日放送
第一次世界大戦中の1914年
イギリス軍は国中から馬を接収し
ヨーロッパの戦地に送り込んだ
馬たちは騎兵の乗馬として銃火に身をさらし
また あるときは前線に食料や弾薬を運ぶ役割を担い
泥沼の戦場をひたすら歩き続けた
戦争は長引き
多くの馬たちが戦いの犠牲になった
1918年春戦争はイギリス軍の勝利で幕を閉じた
勝利に導く戦いを経験したのも
また馬だった
終戦時イギリス軍が所有していた馬は75万頭
戦後大半の馬たちは食料にされたり
農耕馬としてフランスの農家に売られた
故郷イギリスに戻った馬は10万頭にも満たなかった
戦場に駆り出された馬たちの悲劇を
映像資料と人々の証言で綴った作品
映像の中には(馬好きには)見ていられないものもあります
このドキュメンタリーは第一次世界大戦が舞台ですが
近代兵器が主力になった印象のある
第二次世界大戦時ですら
各国の軍隊は馬が移動及び輸送の主力でした
(ドイツ軍には約65万頭の軍馬がいたそうです)
馬たちは故郷を遠く離れた戦場で
何を思い歩き続け?
何を思い戦場に散っていったのでしょう?