鳥と暮らすことは遺伝です。

セキセイ羽・ボタンインコ1羽・マメリルハ1羽・金魚・メダカ…。
春になったらビオトープもどきをしています。

「孤独死、有よね」

2015-05-19 | 日記
郵便局に行くときにすれ違ったマダム2名の会話が聞こえてしまいました。
「この時代ですもの、孤独死はありだと思うのよ」

孤独死って誰にも看取られずに亡くなった場合でしょうか。
だとすると・・・私も孤独死ありです。

高齢化社会とか孤独死とか、毎日のようにメディアが取り上げます。
私の世代はいづれ後期高齢者社会の中心になるんでしょう。

生きている人が亡くなった方を孤独死と思われて、お気の毒と思っても・・・
亡くなった方全てが寂しいと思われているのでしょうか。

亡くなった方からお話しは聴けませんし・・・

自分としては、10年前に父、今年は母を看取り、人が亡くなるということを考えることが多くなりました。
病院でよく聞くのは「人に迷惑をかけたくないの」でした。


私の母は最後の日まで会話していました。
母は肉体の老化で瞼が開かない日もありました。
「寝てるの~」と話しかけると
「瞼が開かないのぉ、寝てないよ」と答えていました。
医師によると老化なのだそうです。
母と話した最後の会話は呑気な母らしいものでした。
「背中・・・腰・・・ここがさ・・・」
床ずれ防止のためにクッションで横向きで寝ている姿勢だったのですが
母には辛いようで直して欲しいということでした。

深夜2時、いつものような寝顔で・・・・・・逝きました。

私の母は一人でいることが何より辛い性格でした。
しかし、そばにいるのが他人では気を使ってしまい、ちょっとした事も頼めないのです。
最後の日に楽な姿勢にしてあげることが出来てよかった。


私は自分が死ぬとき傍に誰もいなくてもよいほうです。
いまから心配しているのは、少子高齢化社会の中で人生を終えるでしょうから
自分が亡くなったことを外部にはやく伝わるような方法はないだろうかということです。